アルバイトを掛け持ちしているフリーターの確定申告。書き方と記入例

フリーター 確定申告

この記事では、アルバイトを掛け持ちしているフリーターの方を対象に、確定申告書(第一表・第二表)の書き方と記入例、必要な添付書類についてご紹介させていただきます。

(記入例の設定)

2箇所でアルバイトを掛け持ちしている25才フリーター。独身、子供なし。1つの勤務先で社会保険に加入しており、その会社で年末調整してもらった。もう一つのアルバイト先の給与の申告が必要なので、確定申告を行います。

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事前に準備するもの

確定申告書を記入するにあたり、次の書類が必要になるのでご準備ください。

  • 確定申告書A様式
  • すべての勤務先の源泉徴収票

確定申告書A様式

確定申告書A様式は税務署においてありますが、こちらからもダウンロードできますので、よかったらご利用ください。※ただし、複写ではないので提出前にコピーをとり、そこに受領印を押してもらってください。
↓ ↓ ↓ 
確定申告書 A様式

すべての勤務先の源泉徴収票

すべての勤務先の源泉徴収票が必要です。失くしてしまった場合は、勤務先に頼んで再発行してもらう必要があります。

また、勤務先から源泉徴収票を受け取っていない。というケースも多いようなのですが、源泉徴収票の発行は会社の義務です。確定申告に必要!ということを伝え、発行してもらいましょう。


確定申告書第二表の書き方と記入例

はじめに第二表から書いていきます。まずは、源泉徴収票から青①②③緑①②を第二表①②③①②に書き写します。

※勤務先が2箇所より多い場合は、すべての勤務先分書き写してください。

【年末調整をした勤務先の源泉徴収票】
源泉徴収票1(年末調整あり)1

【年末調整をしていない勤務先の源泉徴収票】
源泉徴収票(年末調整なし)修正版

【第二表 記入例】
第二表 情報入り(修正版)

源泉徴収票から書き写したら、次に上記記入例赤枠内を書いていきます。

赤① 住所・氏名、フリガナを記入します。

赤② 「所得の種類」を「給与」。その右隣に「アルバイト先の会社名」を記入します。

赤③ 青②緑②の合計金額を記入します。勤務先が2箇所より多い場合は、②行のすべての合計金額を記入してください。

赤④ 上段に「源泉徴収票のとおり」と記入し、合計金額も記入しましょう。

会社の社会保険に加入していない方は、国民年金と国民健康保険をご自身で支払われていると思います。その場合は、こちらの記事に書き方・記入例をまとめてありますので合わせてご参照ください。

社会保険料控除の書き方。年末調整・確定申告書の記入例付きで解説!

赤⑤ 民間の生命保険や医療保険に加入している場合は、ここに記入が必要です。こちらの記事に書き方・記入例をまとめてありますので合わせてご参照ください。

生命保険料控除の書き方と計算方法。年末調整と確定申告記入例付き

第二表は以上です。続いて第一表にいきましょう。

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確定申告書第一表の書き方と記入例

【第一表 記入例】
第一表1(修正版)

上から順々に書いていきましょう。

赤① 記入例の通りに住所・氏名・生年月日・電話番号・マイナンバーなどを記入し、捺印します。引越した人で、今年の1月1日の住所と現住所が違う場合は旧住所も記入してください。

生年月日の1つ目の枠(記入例で「3」と記載している部分)は次のとおり記入してください。

明治→1
大正→2
昭和→3
平成→4

赤② 給与収入の合計金額を記入します。記入例でいうと、第二表の青①緑①を足した金額です。勤務先が2箇所より多い場合は、すべての給与収入の合計金額を記入してください。

「記入例」
2100000円+900000円
=3000000円

赤③ 給与所得の合計金額を記入します。「収入」と「所得」は異なるので、次の自動計算サイトで自分の給与所得を確認しましょう。→給与ねっとさん

赤②で合計した「給与収入」を入力すると自分の「給与所得」が簡単にわかりますよ^^

給与ねっと(修正版)

赤④ 赤③をそのまま転記します。

赤⑤ 社会保険料控除の合計金額を記入します。第二表赤④の合計金額をそのまま転記でOKです。

赤⑥ 該当する所得控除を記入します。基礎控除については全員共通で38万円です。

生命保険料控除などがある場合は、源泉徴収票に記載されているので書き写しましょう。控除額ついてはこちらの該当記事をご活用下さい。

赤⑦ 所得控除⑥~⑮の合計金額を記入します。

赤⑧ 赤⑦をそのまま転記します。

赤⑨ 赤④から赤⑧を引いた金額を記入します。※1.000円未満は切り捨てて下さい。

【記入例】

1920000円-608600円
=1311400円 

1000円未満切捨てで、1311000円

赤⑩ 税額を計算し記入します。下記税額表の計算式に当てはめ、税額を算出しましょう。
「平成29年分 所得税の税額表」
税額表

【計算式】
「所得税額」=「課税される所得金額」×「税率」-「控除額」

(記入例)
「所得税額」=1.311.000円×5%(0.05)-0円
65.550円

赤⑪⑫ 赤⑩の金額をそのまま記入します。※他の税額控除等(配当控除・政党等寄付金等特別控除など)がある場合は、合計額を算出し記入してください。また、住宅ローン控除については、こちらの記事を参考にしてみてください。

赤⑬ 復興特別所得税を計算し、記入します。赤⑫に0.021をかけた金額(1円以下は切り捨て)が復興特別所得税になります。

「記入例」
65550円×0.021
=1376円 ※1円以下は切り捨て

赤⑭ 赤⑫⑬を足した金額を記入します。

「記入例」
65550円+1376円
=66926円

赤⑮ 第二表赤③の金額をそのまま書き写してください。この金額は給与から天引きされた源泉所得税の合計金額となります。

続いて、赤⑮から赤⑭を引きます。

「記入例」
65964円-66926円
=-962円

ここで計算した金額がマイナスになった場合は、追加で税金を納める必要があり、赤⑯にその金額を記入します(100円未満は切り捨てです)。プラスになった場合は、還付金が戻ってくるので、赤⑰にその金額を記入しましょう。

「記入例」
マイナスになったので赤⑯に900円と記入。

900円、追加で所得税を納めます。

赤⑱ 還付金が戻ってくる場合は、ここに振込み先の銀行口座を記入します。


おわりに:添付書類を確認

お疲れ様でした^^以上が、アルバイトを掛け持ちしているフリーターさんに特化した確定申告書の書き方と記入例となります。

最後に確定申告書と一緒に提出する添付書類を確認しておきましょう。

【添付書類】

  • すべての勤務先の源泉徴収表(原本)
  • マイナンバー通知カードのコピー、またはマイナンバーカードのコピー
  • 運転免許証などの本人確認書類のコピー 
    ※マイナンバーカードをお持ちの場合は必要ありません。

添付書類の張り方については、こちらの記事に詳しくまとめましたので合わせてご参照ください。

確定申告:添付書類台紙への貼り方を確認!A4など大きい紙の場合は?


それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。

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