医療費控除:確定申告書の書き方と記入例(第一第二表・医療費の明細書)

【2017年2月1日追記】
パソコンをお持ちの方は、「国税庁の確定申告書作成コーナー」を使うと、とても簡単に医療費控除の申請ができます。

こちらの記事で、「去年こどもを出産した私の妹夫婦」を例に「国税庁の確定申告書作成コーナー」と使い医療費控除の申請を行いました。手順とおりに操作していただけると簡単に確定申告書類を作成できますよ^^
一番簡単な妊娠・出産費用の医療費控除と確定申告!超丁寧な解説画像付

この記事では、年末調整を受けた給与所得者(サラリーマン・OL・パート・アルバイト)の方を対象に、確定申告での医療費控除:書き方と記入例をご紹介させていただきます。医療費の明細書、確定申告書第一表・第二表すべての記入例を掲載しておりますので、有効にご活用いただけると幸いです^^

また、「医療費の明細書」部分については、個人事業主の方も書き方は同じですので良かったら参考にしてみてください。

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準備する書類

医療費控除 確定申告書記入例

次の書類をお手元にご準備下さい。

  • 確定申告書 様式A
  • 医療費の領収書
  • 源泉徴収票

【確定申告書】
こちらからダウンロードできます。サラリーマン・OL・パート・アルバイト・年金生活者は確定申告書:様式Aを使います。
確定申告書様式A
※個人事業主やアパートオーナーの方は様式Bを使ってください。
確定申告書様式B

【医療費の領収書】
今年の1~12月までにかかった同一世帯全員分の医療費領収書を集めて下さい。ちなみに病院などへの交通費もOKです。

【源泉徴収票】
会社から受け取った平成28年分の源泉徴収票です。今年から源泉徴収票の様式が変わり、下記のようになりました。※青枠で囲った部分は、後でご紹介する申告書に書き写す部分です。

源泉徴収票

医療費の明細書 記入例

医療費控除 確定申告書記入例

※これからご紹介する記入例を事前にプリントアウトしていただき、説明と合わせてご覧いただくとわかりやすいかと思います。

源泉徴収票 記入例
医療費の明細書 記入例
確定申告書第一表 記入例
確定申告書第二表 記入例

(記入例の設定)
佐藤一夫さん、39歳の会社員(年収384万円)。今年体調を崩し入院したため医療費控除を申請することに。奥さんは103万以内でパートをしており、17歳の子供が1人。会社にて年末調整実施済み。

まずは医療費の明細書から記入していきます。

【医療費の明細書 記入例】

医療費の明細書

緑① 住所と氏名を記入します。

緑② 記入例のとおり下記項目を記入します。

  • 医療を受けた人の名前
  • 続柄
  • 病院・薬局などの住所、名前
  • 治療内容・医療品名など
  • 支払った医療費(交通費も)
  • 生命保険や社会保険などで補填される金額

「支払った医療費」については、かかった病院・薬局ごとに領収書をわけ、合計額を記載します。また、「生命保険や生命保険などで補填される金額」が確定申告書提出までに確定できない場合は、見込額を記入しましょう。確定額が見込額と違った場合は後日訂正を行います。

【医療費控除の対象を確認!】
せっかく医療費控除の申請をするなら、認められるもの全て申請しましょう^^こちらの記事に医療費控除の対象をまとめましたのでチェックリストとしてご活用下さい。
医療費控除の対象を確認!家族の市販薬や予防接種、出産、交通費は?

【交通費の認められる範囲は?】
医療費控除の交通費については、こちらの記事に「認められる範囲」と「交通費内訳の書き方」をまとめました。
医療費控除の交通費。付き添いやタクシー・車・新幹線は認められる?

緑③ 医療費控除額を計算していきます。

【A:支払った医療費】
緑②の支払った医療費の合計額Aを記入します。

【B:保険金などで補填される金額】
緑②の生命保険や社会保険などで補填される金額の合計額Bを記入します。

【C:差額金額】
AとBの差額金額を記入します。
449.783円-165.874円=283.909円

【D:所得金額の合計額】
先に掲載した源泉徴収票から所得金額青②を書き写します。

【E:D×0.05】
Dに0.05をかけます。
2.532.000×0.05=126.600

【F:Eと10万円のいづれか少ない方の金額】
126.600>100.000なので100.000円と記入します。

【G:医療費控除の額】
C-Fを計算し記入します。

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医療費控除:確定申告書第二表 記入例

続いて確定申告書第二表です。上記掲載の「源泉徴収票」から青①④⑤を、「医療費の明細書」から青⑥⑦を下記の該当箇所に書き写してください。

確定申告書 第二表

赤① 平成○○年分に「28」、住所・氏名を記入します。

赤② 所得の種類に「給与」、その右隣にお勤め先の会社名を記入します。

赤③ 16歳未満のお子さんがいる場合は、こちらに子供の氏名・続柄・生年月日・マイナンバーを記入します。

赤④ 社会保険の種類に「源泉徴収票のとおり」と記入し、支払保険料の合計額も記入してください。

赤⑤ 生命保険料控除・地震保険料控除の内訳を記入します。年末調整を受けている場合は、源泉徴収票に記載されているのでご参照ください。

赤⑥ 配偶者の氏名・生年月日・マイナンバーを記入し、「源泉徴収票」を参考に配偶者控除・配偶者特別控除の該当する方にチェックを入れます。

続いて、扶養親族の氏名・続柄・生年月日・マイナンバー・控除額を記入し、最後に扶養控除の合計額を記入してください。

【控除額】

一般の扶養親族(16歳以上) 38万円
特定扶養親族(19~22歳まで子供) 63万円
老人扶養親族(70歳以上)で同居 58万円
老人扶養親族(70歳以上)で同居していない) 48万円

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医療費控除:確定申告書第一表 記入例

最後に確定申告書第一表です。上記掲載の「源泉徴収票」から青①②③④⑤を、「医療費の明細書」から青⑧を該当箇所に書き写してください。

第一表

赤①(氏名欄) 記入例の通りに住所・氏名・マイナンバー・生年月日・電話番号などを記入し、捺印します。引越した人で、今年の1月1日の住所と現住所が違う場合は旧住所も記入してください。

生年月日の1つ目の枠(記入例で「3」と記載している部分)は次のとおり記入してください。

明治→1
大正→2
昭和→3
平成→4

赤② 所得の合計金額を記入します。今回の記入例では給与所得のみの設定なので、青②をそのまま記入します。給与以外の所得がある場合は、他の所得も記載し、合計金額を書きましょう。

赤③ 年末調整を受けている場合は、ここは未記入でもOKです。年末調整を受けていない場合は、各種控除を記入します。基礎控除については全員共通で38万円になります。

赤④ 青③⑧を足した金額を記入します。雑損控除・寄付金控除に該当する場合はこの2つも足した合計額を記入します。

赤⑤ 赤②から赤④を引いた金額を記入します。※1.000円未満は切り捨てて下さい。

赤⑥ 税額を計算し記入します。下記税額表を計算式に当てはめ、税額を算出しましょう。
「平成27年以降所得税の税額表」
税額表

【計算式】
「所得税額」=「課税される所得金額」×「税率」-「控除額」

(記入例)
「所得税額」=1.160.000円×5%(0.05)-0円
58.000円

赤⑦⑧ 赤⑥の金額をそのまま記入します。

赤⑨ 復興特別所得税を計算し、記入します。赤⑧に0.021をかけた金額(1円以下は切り捨て)が復興特別所得税になります。

赤⑩ 赤⑧⑨を足した金額を記入します。

赤⑪ 還付金額(戻ってくる額)の計算です。青④から赤⑩を引いた金額を記入します。

赤⑫ 還付される税金の振込先口座を記入して下さい。

添付書類について

医療費の領収書は確定申告書と一緒に提出します。封筒などに入れて税務署に持参しましょう。提出は困る!という方は提示するだけでもOKですよ^^

【税務署に持っていくもの】

  • 確定申告書 第一表
  • 確定申告書 第二表
  • 医療費の明細書
  • 医療費の領収書
  • 源泉徴収票

おわりに

お疲れ様でした!以上が医療費控除の確定申告書記入例となります。

確定申告の書き方でお困りの方は、ケース別に確定申告記入例をまとめた、こちらの記事も是非参考にしてみてください。
↓ ↓ ↓ 
2017(平成28年分)確定申告書の書き方と記入例ケース別まとめ!

個人事業主の方対象の確定申告特集として、「クラウド会計ソフトを無料で使い、3日間で確定申告を終わらせる方法」をこちらの記事でご紹介しておりますので、良かったら合わせてご参照下さい^^
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それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。

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