年末調整:親や配偶者が年金を受給している場合の所得の見積額を計算

年末調整 所得の見積額

先日、年末調整:配偶者や扶養親族の「所得の見積額」の計算方法と書き方という記事で、給与所得者(会社員・公務員・パート・アルバイトなど)の方を対象に、「所得の見積額」の書き方・計算方法をご紹介させていただきましたが、今回は、その年金版です。

この記事では、配偶者や扶養親族が公的年金を受給されている場合の「所得の見積額」について、年金収入の確認方法~所得の計算方法をご紹介させていただきます。

※当記事では公的年金についてご説明させていただいております。私的年金(個人年金など)については計算方法が異なるのでご注意ください。また、遺族年金や障害年金は非課税所得扱いなので申告する必要はありません。

公的年金:国や企業がかかわっている国民年金・厚生年金・企業年金など
私的年金:民間の保険会社と契約している個人年金など

スポンサーリンク

配偶者や扶養親族の年金収入はどうやって確認するの?

まずは配偶者・扶養親族の年金収入を確認する必要があります。

正確な年金収入がわからない場合は、本人が「ねんきんダイヤル」に電話すれば、すぐ教えてもらえます。「平成29年分(1~12月)と平成30年分(1~12月)の年金受給見込み額を教えてください」と聞いてみて下さい。(※基礎年金番号を聞かれるので準備しておいてください。)

また、本人以外の方が代理で電話する場合は、その場では教えてもらえませんが、後日扶養親族の方が住んでいる住所に郵送してくれますよ^^

【ねんきんダイヤル】
ねんきんダイヤル


「所得の見積額」の計算方法

では次に、年金収入から「所得」を計算してみましょう。

年金収入から所得を計算

年金収入を次の表に当てはめることで簡単に所得を算出できます。

【65歳未満の方】

年金収入 所得
70万円以内 0円
70万円超~130万円未満 年金収入-70万円

【65歳以上の方】

年金収入 所得
120万円以内 0円
120万円超~330万円未満 年金収入-120万円

(例)65歳未満で年金収入が90万円だった場合
65歳未満の上から2つ目に該当するので、90万-70万=20万
所得=20万

(例)65歳以上で年金収入が150万円だった場合
65歳以上の上から2つ目に該当するので、150万-120万=30万
所得=30万

スポンサーリンク

「所得の見積額」の見積額って何?

年末調整書類は次の3枚ありますが、「所得の見積額」については今年分(平成29年分)と来年分(平成30年分)で意味合いが違うので分けてご説明させていただきます。

【年末調整書類】

  • 平成29年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書
  • 平成29年分 給与所得者の保険料控除申告書 兼 給与所得者の配偶者特別控除申告書
  • 平成30年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書

今年(平成29年分)の「所得の見積額」

公的年金の場合は、年間での受給額があらかじめ決まっているので、「見積額」という言葉にあまり意味はありません。「所得の見積額」=「所得」という認識でOKです。


来年(平成30年分)の「所得の見積額」

「平成30年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」は来年の「所得の見積額」を記入するのですが、公的年金については今年と来年でそこまで大きな差はないので今年(平成29年分)と同じ「所得の見積額」を書いておけばOKです。

但し、65歳を境に年金収入が増えることが多いので、来年65歳になる扶養親族がいらっしゃる方はご注意ください。この場合は、記事前半でご紹介した「ねんきんダイヤル」に電話して来年の年金収入を確認しておくことをお勧めいたします。


それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。

年末調整の書き方でお困りの方は、ケース別に年末調整記入例をまとめた、こちらの記事も是非参考にしてみてください。

【参考記事】
2017:年末調整の書き方・記入例ケース別まとめ!マイナンバー対応

スポンサーリンク

おすすめ記事

サブコンテンツ

このページの先頭へ