配偶者(妻)が産休・育休をとった年の年末調整書類の書き方と記入例

年末調整 産休・育休

以前、出産で産休・育休中の配偶者(特別)控除:共働きなら申請しないと損!という記事にて、奥さんが産休・育休をとった場合の配偶者(特別)控除についてご紹介させていただきました。

そこで今回は、共働きご夫婦が産休・育休を取得した年の年末調整で、配偶者控除・配偶者特別控除を申請するときの書き方・記入例を作成しましたので良かったら参考にしてみて下さい。

※当記事は奥さんが給与所得者(会社員・公務員・パート・アルバイトなど)という想定で書かせていただいております。

※また、申請するのはご主人側の年末調整です。奥さん側ではありませんのでご注意下さい。奥さん側の年末調整の書き方・記入例はこちらの記事にまとめましたので、良かった参考にしてみてください。

産休・育休中の妻が書く年末調整の書き方と記入例を具体的に紹介!

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配偶者控除・配偶者特別控除の適用条件を確認しよう!

はじめに配偶者控除・配偶者特別控除の適用条件を確認しておきましょう。

ポイントは「今年の奥さんの収入」です。何月まで働いていたかで収入は変わってくると思うので、まずはこちらの記事で、ご自身が配偶者控除・配偶者特別控除を受けることができるのか?をご確認ください。

出産で産休・育休中の配偶者(特別)控除:共働きなら申請しないと損!

※夫側の年収が1220万円を超えている場合は、配偶者控除・配偶者特別控除ともに受けることが出来ないのでご注意ください。


配偶者(妻)が産休・育休をとった年の年末調整書類の書き方と記入例

該当するのが確認できたら、実際に年末調整書類を書いていきましょう。配偶者控除・配偶者特別控除の申請は次の手順で行います。

①「平成30年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」に奥さん・子供の情報を追加する。

②「平成30年分 給与所得者の配偶者控除等申告書」を記入する。

③「平成30年分 給与所得者の保険料控除申告書」を記入する。

④「平成31年(2019年)分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を記入する。

①「平成30年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」に奥さん・子供の情報を追加する。

「平成30年分 給与所得者の扶養控除申告書」は去年の年末調整時に記入して会社に提出しているはずなのです。

去年書いたものが、今年の年末調整で戻ってくるので、そこに奥さんと今年生まれた子供の情報を追加します。戻ってこない場合は、会社の総務に「修正したい」旨を伝え、返してもらいましょう。※まだ子供が生まれていない場合は、子供の情報は書かなくてOKです。

年収が「1120万円以内」と「1120万円超」で書き方が異なるので分けてご紹介させていただきます。ご自身の該当する方をご参照ください。

年収が1120万円(給与所得900万円)以内の方 

青枠内は去年書いてあるはずです。赤枠内に奥さんの情報を、緑枠内に子供の情報を追加して下さい。※子供がまだ生まれていない場合は、子供の情報は書かなくてOKです。

【記入例】
平成30年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書53

「所得の見積額」について良くわからない。という場合はこちらの記事に詳しく書かせていただきましたので合わせてご参照下さい。
年末調整:配偶者や扶養親族の「所得の見積額」の計算方法と書き方


年収が1120万円(給与所得900万円)を超えている方 

年収1120万円を超えている場合は、この「扶養控除等(異動)申告書」に奥さんの情報は書きません。なので緑枠内に子供の情報を追加してするだけでOKです。

【記入例】
平成30年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書53

また、子供がまだ生まれていない場合は、まだ書けないので追加項目はありません。去年記入したままの状態で提出してください。

【記入例】
平成30年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書50

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②「平成30年分 給与所得者の配偶者控除等申告書」を記入する。

続いて、「平成30年分 給与所得者の配偶者控除等申告書」。この用紙は今年(平成30年)の年末調整からの新様式で、これを提出しないと配偶者控除・配偶者特別控除を受けられないので、しっかり記入して必ず提出しましょう。

書き方・記入例についてはこちらの記事に詳しくまとめましたので参考にしてみてください。

「平成30年分 給与所得者の配偶者控除等申告書」の書き方と記入例


③「平成30年分 給与所得者の保険料控除申告書」を記入する。

平成30年分 給与所得者の保険料控除申告書1-2

赤枠内:名前・フリガナ・住所を書き、捺印します。

青枠内:民間の生命保険等にご加入の場合は、こちらに記入します。記入例についてはこちらの記事に詳しくまとめましたので合わせてご参照下さい。
年末調整、保険料控除申告書記入例と書き方。契約者名義が妻の場合は?

緑枠内:民間の地震保険にご加入の場合は、こちらに記入します。記入例についてはこちらの記事に詳しくまとめましたので合わせてご参照下さい。
地震保険料控除の書き方と計算方法。年末調整・確定申告の記入例付き

紫枠内:社会保険料控除はこちらに記入します。記入例についてはこちらの記事に詳しくまとめましたので合わせてご参照下さい。
年末調整:社会保険料控除の書き方と記入例。国民健康保険支払先は?

オレンジ枠内:iDeCo(確定拠出年金)などに加入している場合はこちらに記入します。記入例についてはこちらの記事に詳しくまとめましたので合わせてご参照下さい。
年末調整:小規模企業共済等掛金控除の書き方と記入例。iDeCo加入者は必見!


④「平成31年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を記入する。

最後に、来年分(平成31年分)の扶養控除等(異動)申告書を書きましょう。

平成31年分は来年使用するものなので、奥さんの所得の見積額はおおまかな予想でOKです。奥さんの所得の見積額は、何月から職場復帰するかで変わってくると思いますが、予測がずれても、来年の年末調整のときにまた修正できますのでそれほど心配しなくても大丈夫です。

「平成31年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」も「平成30年分」同様、年収が「1120万円以内」と「1120万円超」で書き方が異なるので分けてご紹介させていただきます。ご自身の該当する方をご参照ください。※あくまで、あなたの年収です。奥さんの年収ではないのでご注意ください。

年収が1120万円(給与所得900万円)以内の方 

年収が1120万円(給与所得900万円)以内の場合、奥さんの所得が85万円(給与収入150万円)までは「源泉控除対象配偶者」に該当します。

自分の情報を赤枠内、奥さんの情報をピンク枠内、16歳以上の扶養親族(子供や親など)を青枠内、16歳未満の子供を緑枠内に記入します。

【記入例】
平成31年(2019年)分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書 1-2

奥さんの所得が85万円(給与収入150万円)を超える場合は、「源泉控除対象配偶者」に該当しないので、この用紙には奥さんの情報は書きません。

自分の情報を赤枠内、16歳以上の扶養親族(子供や親など)を青枠内、16歳未満の子供を緑枠内に記入します。

平成31年(2019年)分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書 1-3


年収が1120万円(給与所得900万円)を超えている方 

年収が1120万円(給与所得900万円)を超えている場合は、この用紙には奥さんの情報は書きません。※奥さんの収入が0円であっても書かないのでご注意ください。

自分の情報を赤枠内、16歳以上の扶養親族(子供や親など)を青枠内、16歳未満の子供を緑枠内に記入します。

平成31年(2019年)分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書 1-3


おわりに

年末調整の書き方でお困りの方は、ケース別に年末調整記入例をまとめた、こちらの記事も是非参考にしてみてください。

【参考記事】
2018(平成30年)年末調整書類の書き方・記入例ケース別まとめ!

それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。

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