失業手当を受給するときは、ハローワークで指定された日に窓口で失業の認定を受ける必要がありますが、中にはその認定日に「急用で行けなくなった」「病気で行けなくなった」「認定日に行くのを忘れてしまった!」という方もいると思います。
そこで今回は、「認定日にハローワークに行かなった場合はどうなるのか?」ハローワークに電話して確認したことをまとめてみましたので、良かったら参考にしてみてください^^
認定日に行かないとどうなる?
失業手当を受給するためには、4週間に一度決められた日時にハローワークで失業の認定を受ける必要がありますが、この認定日にハローワークへ行って手続きをしなかった場合は、「この期間は失業状態として認められない」ということで失業手当をもらうことができません。
但し、失業保険の受給期間は離職した日から1年間です。そのため、この認定日を過ぎてしまっても受給期間内であれば、繰り越して受給することができます。
簡単にまとめると、認定日に行かなかった場合は「不認定」となりますが、支給のタイミングが後にズレるだけで、受給金額は変わらないということです^^
認定日にどうしても行けない場合は?
<特別な理由がある場合>
特別な理由がある場合は、認定日を変更することができます。(但し、特別な理由を証明する証明書等が必要です。)
特別な理由とは?
- 就職のための面接・採用試験
(面接担当者の証明や受験証明などの提出が必要です。) - 国家試験・検定試験
(受験票や受験通知書などの提出が必要です。) - 病気やケガ
(診断書や医療費の領収書などの提出が必要です。) - 親族の看護
(医療機関の証明が必要です。) - 親族の葬儀※
(喪主の証明や葬儀に関する証明書などの提出が必要です。) - 配偶者・3親等以内の親族の法事
(僧侶、施主の証明が必要です。) - 本人の結婚式・新婚旅行
(式の案内状や旅行計画書などの提出が必要です。) - 子どもの入学式・卒業式への出席
(学校関係者の証明書などの提出が必要です。) - 天災など
(官公庁等の発行する証明書の提出が必要です。)
※親族とは、6親等以内の血族、3親等以内の姻族となります。
いつまでに連絡すればいいの?
本人の結婚式や新婚旅行など、事前にハローワークに連絡して認定日の変更手続きをしてください。病気や親族の葬儀などの場合は、(証明書があれば)事後連絡でも認定日を変更してもらうことができます。
手続きに必要なものは、以下の3点です。
<手続きに必要なもの>
- 雇用保険受給資格者証
- 失業認定申告書
- 特別な理由が証明できる証明書
■<ハローワーク>失業認定申告書の書き方&応募実績の記入例を確認
<特別な理由がない場合>
私用で認定日を変更することはできませんので、認定日に行けなかったときは、後日ハローワークへ出向き、次回の認定日を決める手続きを取ってください。
今回の認定日(前日)までの分の給付は受けられませんが、受給期間内(1年間)であれば、後日に繰り越しすることができます。
認定日の指定された時間に行くことができない場合は?
認定日の指定された時間(失業認定申告書に記載されている)に行くのが原則ですが、その時間に行くことができない場合でも、認定日の窓口が空いている時間内に行けば「認定」してもらうことができます。
認定日に行くのを忘れてしまった場合は?
特別な理由もなく、認定日に行くのを忘れてしまった場合は、今回の認定日までの分(4週間分)は「不認定」となり、受給することはできませんが、受給期間内(離職後1年間)であれば、繰り越し手続きをすることで受給することができます。
まずは、ハローワークの窓口で「認定日を忘れていて来ることができなかった」と伝え、次回の認定日の指示を受けてください。
この時に持っていくものは、以下の2点です。
<手続きに必要なもの>
- 雇用保険受給資格者証
- 失業認定申告書
認定日を過ぎてしまっている場合は、その期間に行った求職活動は無効となりますので、次の認定日までに再度、求職活動をする必要があります。
■ハローワーク職業相談は何を相談すればいい?実績だけならこれで十分!
終わりに
「認定日にハローワークに行けなかったら、失業手当はもらえない」と、勘違いしてしまいそうですが、認定日に行けなかったら、その期間分の手当はもらえませんが、受給期間内(1年間)であれば、もらえなかった期間分を後日繰り越してもらうことができますので、慌てず手続きをしてください^^
ただ、失業手当から生活費を捻出している方は、次回の認定日後まで給付がありませんので、注意してくださいね!
■失業手当:認定日から振込までの日数は何日?最短で振込してもらう方法
それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。