記事内容と確定申告書記入例を2019年最新版に更新いたしました。
平成29年1月から、iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入対象が広がったこともあり、今度の確定申告で「小規模企業共済等掛金控除」を申請する方も多いと思います。
この記事では、「iDeCo」と「小規模企業共済」に加入している私を例に、確定申告で「小規模企業共済等掛金控除」を申請する場合の書き方と記入例をご紹介させていただきます。
また、「控除証明書」を無くしてしまった場合の対処法についてもまとめましたので、良かったら参考にしてみてください。
当記事に掲載されているのは、昨年(平成29年分)の記入例ですが、書き方は今年(平成30年分)も同じで大丈夫です。
小規模企業共済等掛金控除とは
小規模企業共済等掛金控除とは、
- iDeCo(個人型確定拠出年金)
- 企業型確定拠出年金
- 小規模企業共済
- 心身障害者扶養共済制度
などに加入している方が、掛金を全額所得控除してもらえる、節税効果の非常に高い制度です。
※企業型確定拠出年金は、お勤め先の会社が年末調整してくれるので、自分で申請する必要はありません。
控除証明書について
まずは、お手元にご自身が加入している制度の「控除証明書」をご用意ください。
iDeCo(個人型確定拠出年金)の控除証明書
毎年10月後半に、国民年金基金連合会から「小規模企業共済等掛金払込証明書」が届きます。
※ただし、iDeCoの掛金が「会社の給与から天引き」されている場合は、送られてきません。その場合は、社会保険料と同じく、会社が年末調整で処理してくれるので必要ありません。
小規模企業共済等掛金払込証明書を無くしてしまった場合は、国民年金基金連合会に連絡し再発行してもらいましょう。
小規模企業共済の控除証明書
毎年11月に、中小企業基盤整備機構から「小規模企業共済掛金払込証明書」が送られてきます。
「小規模企業共済掛金払込証明書」がお手元にない場合は、中小企業基盤整備機構に連絡し再発行してもらいましょう。下記の自動応答サービスで再発行が可能です。
心身障害者扶養共済制度の控除証明書
私自身が加入していないので詳しくわからないのですが、年末に市区町村の障害福祉課から「控除証明書」が送られてくるはずです。
「控除証明書」がお手元にない場合は、市区町村役所の障害福祉課に連絡し再発行してもらいましょう。
連絡先は「お住まいの市区町村名 障害福祉課」で検索すると出てくると思います。
確定申告書の書き方と記入例
第二表の記入例
第二表は、下記記入例の青枠内に、「掛金の種類」・「支払掛金」を記入し、合計欄に合計金額を記入します。
「支払掛金」は去年の1~12月に支払ったすべての金額です。
第一表の記入例
下記記入例の青枠内に、第二表の合計金額をそのまま記入します。
おわりに:添付書類について
お疲れ様でした、以上が小規模企業共済等掛金控除の書き方・記入例となります。
ちなみに、送られてきた「払込証明書」は全て添付書類として提出が必要です。確定申告書と一緒に提出しましょう。
それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が少しでもあなたのお役に立てると幸いです。