今回は海外でパスポートを紛失した場合や盗難にあったときのパスポートの再発行手続きについてまとめました。
海外旅行中や留学中、海外勤務の方でパスポートを紛失してしまった方がいたら、こちらの記事を参考にしてみてください。
海外(旅行・留学・出張中)でパスポートを紛失したら?
海外でパスポートを紛失した場合は現地にある日本の大使館や領事館でパスポート再申請や帰国の手続きをする必要があります。
手続きは2通りあります。
①「帰国のための渡航書」を発行する
日本に帰国する場合は、パスポートの代わりに「帰国のための渡航書」を発行してもらうことができます。旅行中の方はこの手続きがメインになると思います。
②「新しいパスポート」を申請する
パスポートを紛失した場合には、今までのパスポート番号を引き継ぐ再発行手続きのようなものはなく、新しい番号のパスポートを取得することなります。
新しいパスポートを申請する場合は、国籍や身分を確認するために、戸籍謄(抄)本(申請日前6か月以内に発行されたもの)が必要になります。
旅行中に戸籍謄本を持参している人は少ないと思いますので、この場合は、留学中の人や海外勤務の人が対象になると思います。
それでは、早速それぞれの手続き方法を確認していきましょう!
手続きの流れを確認
①現地の警察署に届出る!
パスポートを紛失・盗難にあった場合は、まず現地の警察に紛失届を提出する必要があります。(このとき国際免許証などをお持ちの方は持参すると手続きがスムーズです。)
ここで発行された紛失届「ポリスレポート」は、大使館または領事館で手続きする際に必要になりますので、大切に保管してください。
現地の言葉で伝える自信がない方は、事前に英訳アプリなどを使って伝えたいことをメモしておくとスムーズです。また、ホテルのスタッフで日本語が通じる人、損害保険に加入している人は緊急連絡先に電話をして相談してみてください。
↓良かったら参考にしてみて下さい。そのままメモして渡せば伝わるハズです^^
I lost my passport.
Could you please issue me the police report.
②現地の大使館または領事館に行く!
警察署で発行された「ポリスレポート」を持参し、現地の大使館または領事館で手続きをします。このとき「帰国のための渡航書」(TRAVEL DOCUMENT FOR RETURN TO JAPAN)の発行か「新しいパスポート」の申請のどちらかをすることができます。
各国の大使館情報はコチラから⇒外務省ホームページ:在外公館リスト<目次>
帰国のための渡航書を発行する場合
帰国のための渡航書を発行する場合は以下の必要書類が必要です。(状況によって他の書類等が必要になる場合があります。)
- 紛失一般旅券等届出書(大使館・領事館に用意されています。)
- 渡航書発給申請書(大使館・領事館に用意されています。)
- 警察署発行のポリスレポートまたは消防署発行の罹災証明書など
- パスポート用写真(縦45mm×横35mm)2枚
- 日本に国籍があることを確認できる戸籍謄(抄)本、本籍地が記載されている住民票など
- 帰りの航空券やホテルの予約票など日程が確認できるもの
新しいパスポートを申請する場合
現地で新しいパスポートを申請する場合は以下の必要書類が必要です。(状況によって他の書類等が必要になる場合があります。)
- 紛失一般旅券等届出書(大使館・領事館に用意されています。)
- 警察署発行のポリスレポートまたは消防署発行の罹災証明書など
- 一般旅券発給申請書(大使館・領事館に用意されています。)
- パスポート用写真(縦45mm×横35mm)2枚
- 戸籍謄(抄)本の原本(申請日前6ヶ月以内に発行されたもの) 1通
発行までの日数
帰国のための渡航書を申請した場合 | 約1日~2日 |
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新しいパスポートを申請した場合 | 約1週間 |
※受け取りの際には日本の免許証が必要になる場合が多いです。現地の大使館または領事館で確認してください。
終わりに
「帰国のための渡航書」を発行して帰国した方で、日本で新たにパスポートを再申請する場合は「帰国のための渡航書」の提示が求められますので、大切に保管するようにしてください。
■<パスポート紛失>再発行手続き!受取までの期間と必要なものを確認
それでは、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が少しでもあなたのお役に立てたら幸いです^^