この記事では、クラウド会計ソフトfreeeを使い、確定申告時の在庫棚卸処理を行います。「仕入れのある事業形態の方」には必要な処理になりますので、良かったら参考にしてみてください。
※当記事では、免税事業者の方を対象に書かせていただいておりますので、予めご了承ください。
【2019年1月20日追記】
クラウド会計ソフトfreeeを使っての「初期設定~確定申告書作成まで全ての流れ」をこちらの記事にまとめました。
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在庫棚卸とは?
確定申告のルールとして、「費用収益対応の原則」というものがあります。これは、「今年の売上に貢献した経費だけを、今年の経費として扱おう。」という考え方です。
もう少し具体的にいうと、たとえば、今年1台4万円(税込み)のパソコンを10台仕入れ、今年中に1台6万円(税込み)で8台売ったとします。すると残りの2台は今年売れていないので、今年の経費には出来ない。というのが確定申告のルールとなっています。
で、この売れ残った2台分を12月末に数を確認し、一旦資産として登録することを在庫棚卸といいます。※確定申告が終わってから、また翌期のはじめに経費に戻します。
※仕入れ時は、仕入れ(40万)の処理でOKです。確定申告時の在庫棚卸で2台分(8万円)をマイナスします。
では実際に、クラウド会計ソフトfreeeを使い、在庫棚卸処理を行ってみましょう。
freeeでの在庫棚卸処理
(在庫棚卸 例)
今年、1台4万円(税込み)のパソコンを10台仕入れた。そのうち2台売れ残ってしまったので、freeeにて在庫棚卸処理を行う。金額は仕入れ価格4万円(税込み)×2台で8万円。
freeeのスタータープランでは、振替伝票を使って在庫棚卸処理を行います。※スタンダードプラン以上の場合は「確定申告」から在庫棚卸を選択。
次の画面が表示されますので、青枠内のとおり入力します。「発生日」は12/31と入力し、「決算整理仕訳」にチェック。「借り方(画面左側)」勘定科目:商品、金額:80000円、税区分:対象外。「貸し方(画面右側)」勘定科目:期末商品棚卸高、金額:80000円、税区分:対象外。と入力し「保存」をクリック。
※画像をクリックすると大きくなります。
これで在庫棚卸処理は完了です。今年仕入れて、残った在庫が他にもある場合は、上記を参考に全て登録を行ってください。
おわりに
お疲れ様でした、以上がfreeeを使った確定申告時の在庫棚卸処理となります。
ここまでで、以下のポイントまで完了です!
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【初期設定】
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【入力業務】
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【確定申告用の処理】
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次のステップ⇒freeeでの「確定申告書類作成の流れ」と「事前に準備するもの」を確認
それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。