先日父親が膀胱摘出手術を受け、身体障害者手帳を申請することになりました。身内では初めての経験だったので、等級がどうなるのか?また、どのような支援をしていただけるのか?などわからないことが沢山あり、色々と調べてみました。
そこでこの記事では、今回私が行った身体障害者手帳の申請手順と、身体障害者手帳を交付された場合の優遇メリット(税金面・給付金など)について、体験したこと・調べたことをまとめました。医師の先生に書いていただいた診断書なども掲載いたしますので、良かったら参考にしてみて下さい。
身体障害者手帳の申請手順
父の場合、膀胱摘出手術の日程が決まった段階で、病院から身体障害者手帳の申請をすすめられました。そして先日無事手術も終わり、今日役所に申請書類を提出してきたので、まずは身体障害者手帳の申請手順について書かせていただきます。
1.市区町村役場:福祉課に行き、次の2つの書類をもらう。
入院前に次の2つの書類を役所でもらってきて、「身体障害者診断書」を入院時に病院に提出しました。
- 身体障害者手帳交付申請書
- 身体障害者診断書
また、前々から気になっていた等級についても役所で聞いてみました。病状・手術の内容を伝えると「おそらく4級だろう」という回答で、実際に医師に書いてもらった診断書にも4級と書かれていたので、おおよその等級はこのとき役所で聞けば確認できると思います。
2.指定医がいる医療機関に行き、「身体障害者診断書」に記入してもらう。
今回はもともと指定医がいる医療機関に入院していたので、手術の2日後、医師から「診断書」をいただきました。指定医のいない病院での治療の場合は、事前に役所にて指定医のいる医療機関を確認し、その医療機関で診断書を書いてもらう必要があります。
3.もう一度市区町村の福祉課に行き、必要書類を提出する。
次の書類をもって、市区町村の福祉課に提出に行きます。今回、私(息子)が代理で申請書類を持っていきましたが、特に委任状などは必要ありませんでした。私の住んでいる市区町村では、家族の申請であれば大丈夫。とのことでした。※市区町村によって異なる場合もあるので代理人申請の場合は念のためご確認ください。
「必要書類」
- 身体障害者手帳交付申請書
- 身体障害者診断書
- 上半身撮影の写真2枚(縦4cm横3cm)
- マイナンバー通知カード
- 印鑑 ※身体障害者手帳交付申請書に印を押してあれば必要ありませんが念のため持っていった方が無難です。
4.身体障害者手帳の交付
都道府県での審査が必要のため、交付まで1~2ヶ月かかるようです。手帳ができたら連絡をくれるとのことで、私の携帯番号を身体障害者手帳交付申請書の余白に鉛筆で書いてお伝えしました。
【身体障害者手帳交付申請書ってこんな書類】
医師に書いてもらった診断書と等級について
医師に書いてもらった診断書はこんな感じです。等級についても記載があるので、ほぼこれで等級も確定すると思われます。今回父の場合は4級ですね。
また、視力等の数値化できるものについては、ある程度の等級目安がこちらでわかります。→身体障害者程度等級表
但し、数値化できない症状の場合、何級に該当するのか?これを見てもよくわかりません。。。(私はさっぱりわかりませんでした)。なので等級については病院か役所で聞いてしまうのが一番いいと思います。
身体障害者手帳の交付で優遇されるメリット一覧
家族としてはやはりこちらも気になるところです。身体障害者手帳で優遇されるメリットは次のようなものがありました。
その他、条件にもよりますが障害年金・介護保険制度・医療費控除・医療費助成制度など、さまざまなものが用意されています。
【身体障害者手帳交付により優遇されるもの一覧】
- 所得税の控除
- 住民税の控除
- 相続税の控除
- 自動車税の減免
- 公共交通機関の割引
- 有料道路の割引
- NHK受信料の免除
- 携帯電話料金の割引
- 障害年金
- 介護保険制度
- 医療費控除
- 医療費助成制度
上記のとおり、身体障害者手帳により優遇されるものはかなりの数ありますので、身体障害者手帳の交付後、1つ1つ内容を確認し申請してみようと思います。
障害者手帳保有者の「住民税の免除条件」と、「必要な手続き」を調べました。
■障害者手帳と住民税:免除(非課税)条件と必要な手続きを調べてみた
また、年末調整・確定申告での障害者控除の書き方・記入例をこちらの記事にまとめましたので合わせてご参照ください。
(年末調整)
■年末調整:障害者控除の書き方と記入例。控除金額や添付書類も確認!
(確定申告)
■確定申告での障害者控除の書き方と記入例。添付書類は必要なし!
それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。