失業保険による給付が終わってしまった方や、自営業を廃業された方におススメな「求職者支援制度」。職業訓練を受けている間、「職業訓練給付金」として月10万円の給付を受けることが出来る制度です。

この記事では、「職業訓練給付金」を受給するにあって、気になる受給条件や注意点などをQ&A方式でまとめてみました。職業訓練の受講を考えている方、仕事をお探し中の方は、良かったら参考にしてみて下さい^^

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失業保険を受給しながらアルバイトする際の注意点と、支給停止・減額にならないアルバイトのやり方について、こちらの記事に詳しくまとめましたので興味のある方は合わせてご参照ください。

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職業訓練受講給付金:よくある質問Q&A!

Q1.職業訓練給付金を受給できる条件は?

職業訓練受講給付金を受給する条件は次のとおりです。この後のQ&Aで詳しく見ていきますので、まずは公表されている条件をご確認ください。1~7全てに当てはまる方が対象となります。
職業訓練受講給付金
※画像をクリックすると大きくなります。厚生労働省ホームページより引用

Q2:事前申請に必要な書類を教えてください。

事前申請はハローワークに以下の必要書類を提出します。同居されているご家族がいる場合は、その方の前年収入を証明する書類(源泉徴収票や所得証明書など)も必要となるのでご注意ください。この辺は、近年の不正受給増加によって厳しくなっているようです。

職業訓練受講給付金 必要書類
※画像をクリックすると大きくなります。厚生労働省ホームページより引用

Q3:結婚はしていないけど、同棲している場合は?

残念ながら、同棲相手も配偶者と同様にみなされますので、同棲相手の収入証明なども必要です。

Q4:世帯全体の収入について、親からお金を借りた場合は?

借りたお金は、収入ではないので大丈夫です。但し、「仕送り」は収入となるので、ハローワーク担当者に借りている旨の説明をしっかりとする必要があります。

Q5:事前審査で収入を審査する基準は?

  • 「本人収入が月8万円以下」…前月の給与明細などで審査
  • 「世帯全体の収入が月25万円以下」…本人と同一世帯で収入のある人の、前年の源泉徴収票や所得証明書などで審査

Q6:アルバイトしたらどうなるの?

次の4つの条件内であれば、アルバイトをしても大丈夫です。

(条件)

  • 雇用保険に加入しないこと
  • 1週間の労働時間が20時間いかないこと
  • 本人収入が月8万以下であること
  • 世帯全体の収入が月25万以下(年300万以下)であること
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Q7:授業を休むんだ場合はどうなるの?

「やむを得ない理由」以外で、欠席・遅刻・早退を1回でもしてしまった場合は、その月の職業訓練受講給付金は支給されません。

Q8:「やむを得ない理由」ってどういう理由ですか?

「やむを得ない理由での欠席・遅刻・早退」とは次のような理由で、証明書等の提出が必要です。

  • 本人の病気または負傷(医師の証明書・病院の領収書・処方箋の提出が必要)
  • 親族の看病(同上の提出が必要)
  • 就職面接(面接事業主の証明書提出が必要)
  • 交通機関の遅延(遅延証明書・事故証明書などの提出が必要)
「やむを得ない理由」であっても、訓練期間の8割以上の出席がないと職業訓練受講給付金は支給されないのでご注意ください!

Q9:交通費も支給されるって本当?上限はいくらですか?

はい、「通所手当」として交通費も支給してもらえます。上限は42500円です。但し自分の希望のルートではなく、金額が安いルートでの算出になります。

Q10:途中で就職が決まった場合は?

就職が決まった場合の退校は、喜ばしいことですので問題ありません。すぐに訓練校・ハローワークに連絡しましょう。

Q11:就職面接の日は休めるの?

職業訓練受講中の就職活動はもちろんOKです。面接で職業訓練を休む場合は、事前に訓練校に連絡し書類をもらい、面接時に面接先企業から署名・捺印をもらい、後日訓練校に提出して下さい。

Q12:受講中や受講後もハローワークに行く必要ありますか?

職業訓練受講中~訓練終了後3ヶ月間は月に1回(指定来所日)、ハローワークで職業相談を受ける必要があります。また、訓練期間中は職業訓練受講給付金の「支給申請」も同時に行います。

Q13:毎月申請が必要なんですか?

はい、毎月ハローワークに「支給申請」をする必要があります。必要書類は次のとおりです。※厚生労働省ホームページより引用

「支給申請:必要書類」

  • 職業訓練受講給付金支給申請書(訓練実施機関による受講証明を受けたもの。受講証明がない場合は無効)
  • 就職支援計画書
  • 給付金支給状況(支給記録)(予め交付を受けていない場合は不要)
  • 事前審査通知書(初回支給申請時のみ)

Q14:10万円じゃ生活できません。他に支援策はありますか?

「求職者支援資金融資」という労働金庫(ろうきん)による融資制度が利用できます。同居配偶者等がいる場合は月10万、それ以外の方は月5万円の融資制度です。詳しくはハローワークで確認してみて下さい。また、【Q6:アルバイトしたらどうなるの?】でも書いたとおり条件内であれば、働くことも出来ます。

終わりに

ちなみに職業訓練は、お住まいの都道府県以外で主催されるコースも受講することが出来ます。県境にお住まいの場合などは近隣の都道府県で、希望コースがあるか探してみるのも手だと思います!

それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が少しでもあなたのお役に立てたら幸いです^^

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