奨学金を滞納したらどうなる?延滞金の利率や差し押さえの可能性は?

ここ数年、奨学金の滞納問題が各メディアでクローズアップされていますが、奨学金を滞納をしてしまうと実際どうなってしまうのでしょうか?1回滞納してしまった場合、2.3回滞納してしまった場合、長期滞納してしまった場合などいろいろなケースがあると思います。

この記事では、奨学金滞納について「うっかり返済が遅れてしまった場合の対処法」から「延滞金の利率」、「本人・連帯保証人への督促」、「個人信用情報機関への登録(通称:ブラックリスト)」、「差し押さえの可能性」など、最新の奨学金滞納事情についてまとめてみました。

※この記事は日本学生支援機構(JASSO)の第二種奨学金(利子あり)を借りている方を対象に書かせていただいております。

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奨学金返済をうっかり(1.2回)滞納してしまった場合の延滞金や催促スケジュール

※日本学生支援機構(JASSO)の奨学金返済は毎月27日に登録した銀行口座から引き落としされます。

1回返済を遅れてしまった場合

翌月27日に2か月分引き落としされます。その際、1回目の滞納については延滞金はとられません。催促通知~返済までの流れ(目安)は次の通りです。

例)7/27の銀行引き落としが遅れてしまった場合

8/7以降…催促の電話がかかってくる。

8/10以降…「奨学金返還の振替不能通知」が郵送されてくる。

8/17以降…「個人信用情報機関への登録について(通知)」が郵送されてくる。

8/27…2か月分(7月分+8月分)が引き落としされる。

滞納1回目なら、延滞金はかからない!

2回返済を遅れてしまった場合

翌月27日に3か月分と延滞金の合計額が引き落としされます。2回目の滞納からは延滞金がかかってきます

延滞金の利率は年利5%です(※2016年8月現在)。正確な延滞金額は、2回目の返済が遅れてしまった後に郵送されてくる「奨学金返還の振替不能通知」に書かれています。

催促通知~返済までの流れの目安は次の通りです。

例)7/27・8/27に2回分の銀行引き落としが遅れてしまった場合

9/7以降…催促の電話がかかってくる。

9/10以降…「奨学金返還の振替不能通知」が郵送されてくる。

9/11日以降…連帯保証人に「奨学金の返還について」が郵送される

9/17以降…「個人信用情報機関への登録について(通知)」が郵送されてくる。

9/27…3か月分(7月分+8月分+9月分)と延滞金の合計額が引き落としされる。

滞納2回目から延滞金(年利5%)がかかってくる。また連帯保証人にも通知がいってしまうので注意!

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3回滞納してしまうと、ブラックリスト入り・・・

3回滞納してしまうと、もううっかりではすまされません。個人信用情報機関に滞納記録や個人情報が登録されてしまいます。これはいわゆるブラックリスト入りと呼ばれるものです。

一度登録されると、返済完了後5年間は継続登録され、その間ずっとクレジットカードが作れなかったり、家・車のローンを組めなくなってしまい今後の生活に大きな悪影響をおよぼします。

当ブログではそうなる前に一定期間返済をストップしてもらう制度「返還期限猶予」の申請をお勧めします。
↓ ↓ ↓ 
■ 奨学金:経済困難が理由での返還期限猶予。審査基準と必要書類は?
■ 失業が理由での奨学金の返還猶予。条件・審査基準・必要書類を確認!

 【3回滞納後の支払について】

翌月27日に4か月分と延滞金の合計額が引き落としされます。※この時点での正確な延滞金額は、3回目の返済が遅れてしまった後に郵送されてくる「奨学金返還の振替不能通知」に書かれています。

催促通知~返済までの流れの目安は次の通りです。

例)7/27・8/27・9/27に3回分の銀行引き落としが遅れてしまった場合

10/7以降…催促の電話がかかってくる。

10/10以降…「奨学金返還の振替不能通知」が郵送されてくる。

10/11日以降…連帯保証人・保証人に「奨学金の返還について」が郵送される

10/17以降…「個人信用情報機関への登録について(通知)」が郵送されてくる。

10/27…4か月分(7月分+8月分+9月分+10月分)と延滞金の合計額が引き落としされる。

滞納3回目はブラックリストに載ってしまうので要注意!連帯保証人だけでなく保証人にも通知がいってしまう!


長期滞納するとどうなる?

滞納4ヶ月目

日本学生支援機構(JASSO)から民間の債権回収会社に回収業務が移り、そこからの催促が続きます。当然、連帯保証人・保証人の方にも催促通知がいきますのでご迷惑をかけてしまうことになります。

滞納9ヶ月目

裁判所に支払督促の申し立てが行われ、法的措置(給料の差し押さえなど)の手続きがとられます。※「裁判所への訴訟費用」も請求される。

この段階にくると延滞金がかさみ、返済しても奨学金の元本がなかなか減らないといった悪循環に陥いります。返済の優先順位が、「①訴訟費用→②延滞金→③未払い利息→④元本」という順になるためです。


終わりに

奨学金といえども、滞納が続くと民間ローンと全く同じ社会的ペナルティ(ブラックリスト登録・給料差し押さえなどの法的措置)を受けます。

とても怖いことですが、現実はこのようになっています。唯一の救いは、「返還猶予」の制度があること。返済が苦しい時はけっして無理をせず、「返還猶予」申請をお勧めいたします。

また、どうしても自分だけでは解決できないという場合、専門家への相談も必要かもしれません。奨学金問題に取り組む弁護士さんの組織があるので念のためご紹介させていただきます。

■ 奨学金問題対策全国会議

それでは今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事が少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。

【参考】

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