個人的な話で恐縮なのですが、現在妹が出産・育児のため実家に帰ってきておりまして…出産・育児はなにかとお金がかかるので、妹の奨学金返済を一定期間止めてもらうようJASSO(日本学生支援機構)に奨学金「返還期限猶予」を申請してみることにしました。
子育てに忙しい妹に代わり、兄である私が申請に必要な手続き関係を調べることに…
この記事では、産休・育休による奨学金返還猶予の「収入審査基準」や「必要書類」、「猶予期間」など、日本学生支援機構(JASSO)に電話確認したことをまとめてみました。産休・育休中に奨学金の返還猶予を考えている方はよかったら参考にしてみてください^^
産休・育休が理由で奨学金の返還期限猶予!収入審査基準をチェック!
会社から給料が出ない場合
出産・育休中は、会社から給料が出ない…多くの方はこちらに該当するのではないでしょうか。妹もこちらに該当し、会社から産休・育休中の給料は出ません。
その場合、産休中は健康保険から、育休中は雇用保険から給付金がもらえます。日本学生支援機構に電話確認したところ、給付金は収入にはならない!とのことで、この場合収入審査は特にありません。
産休・育休中、会社から給料が出ず、健康保険・雇用保険からの給付金だけの場合、収入審査はない!
会社から給料が出る場合
産休・育休中も会社から給料が出る場合の収入審査基準は次のとおりです。
※JASSOホームページより引用
先ほどと同じく、健康保険・雇用保険からの給付金は収入には入りません。会社から支給される給料だけが審査の対象となります。
提出する必要書類を確認!
提出書類は次の3点です。
- 猶予願&チェックシート
- 休業証明書
- 平成28年度(平成27年分)所得証明書
それでは1つ1つ確認していきましょう。
猶予願&チェックシート
こちらからダウンロードして使ってください。
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■ 猶予願&チェックシート
休業証明書
こちらからダウンロードして使ってください。
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■【産前産後・育児】休業証明書
休業証明書については、お勤めの会社に提出し、印鑑を貰う必要があります。「休業理由」・「休業期間」・「休業中の給与」に関する記載が必須です。日本学生支援機構(JASSO)に確認したところ、前記3つの記載があれば、休業証明書でなくてもいいようです。
妹の場合は、「会社に申請すると時間がかかってしまう!」とのことだったので、ハローワーク(雇用保険)から送られてきた「育児休業給付支給決定通知書(被保険者用」(上記3点の記載あり)で代用することにしました。
平成28年度(平成27年分)所得証明書
これは、去年(平成27年)1月~12月までの収入が記載された証明書です。お住まいの市区町村の役場:課税課で取得できます。また、去年の収入がわかればいいので下記書類のどれか1つでも大丈夫です。
※JASSOホームページより引用
※平成28年8月現在のものです。
※画像をクリックすると大きくなります。
ちなみに里帰り出産の方は、郵送での申請が便利ですよ~私の妹も郵送で申請していました^^
【所得証明書:郵送での申請方法】
東京都台東区の場合、以下3点を郵送して申請しました。
- 申請書(台東区ホームページよりダウンロード)
- 300円の定額小為替(発行手数料)
- 切手を貼った返信用封筒
※市区町村によって若干申請方法が異なる可能性がありので、詳しくはお住まいの市区町村にご確認ください!
申請期間について
猶予される期間
猶予してもらえる期間は、1年間です。休業期間が1年に満たない場合は、「休職証明書」に記載されている期間になります。
【育休が伸びる場合】
保育所入所困難者など、育休が延長される場合は再度申請が必要になります。
申請してから猶予開始になるまでの期間
通常は、猶予開始希望月の2ヶ月前には申請が必要です。例えば、来年1/27から猶予開始(引き落としストップ)したい場合、11月末くらいを目安に申請。
ただ、日本学生支援機構(JASSO)に電話確認したところ、急ぎであれば当月・来月からの引き落としを止めることも可能みたいです。その場合、「引き落とし口座を残高不足にして、引き落としができない状態にしておいて下さい。」とのことでした。
「引き落としされてしまったら、それを戻すことはできない。」、「引き落としされなければ、遡って猶予期間の対象に出来る。」ということみたいです。
終わりに
共働きの家庭の場合、産休・育休中は、どうしても家計収入が減ってしまいます。会社から給料が出ない人の方が多いですし、給付金だけでは苦しい!という方も多いでしょう。
妹いわく、「ネットで調べても、産休・育休中の奨学金返済猶予について書いてある記事があまり見つからない!」とのことだったので、今回記事にしてみました。少しでもお役に立てたら嬉しいです^^
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産休・育休中に奨学金(JASSO)の返還期限猶予を申請してみた話
それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。