失業してしまった場合いろいろな手続きが必要になりますが、奨学金を返済されている方は、一定期間返済をストップできる「返還期限猶予」の申請もしておいたほうがいいでしょう。落ち着いて仕事探しをするためにも、毎月大きな出費になる奨学金の返済は、返還期限猶予の申請がお勧めです。
この記事では「失業」が理由でのJASSO奨学金:返還猶予申請について、「申請条件や期間」・「審査基準」・「必要書類」などなど、気になる点についてまとめましたので、良かったら参考にしてみて下さい。
まずはじめに、申請条件・期間を確認!
申請条件
下記の条件に両方とも当てはまっている方が対象です。
■ 失業後6ヶ月以内で、再就職できていない方
■ 失業前からの延滞がない方
※7ヶ月以上前に失業されている場合も猶予申請はできますが、申請する事由が「失業中」ではなく「経済困難」あるいは「新卒等」での猶予申請になります。申請事由が変わると必要書類が異なりますのでご注意を。詳しくはこちらを参照ください。→JASSOホームページ:7ヶ月以上前の失業
申請期間
■ 離職月とその翌月から6ヶ月間
【失業予定の場合】
会社を辞めることが決まっていてる場合は、離職月の前月まで奨学金返済を行い、その後「返還期限猶予」申請を行ってください。離職月からが猶予の対象月となります。
7/27(離職月の前月分)奨学金返済。8月からが猶予対象月になる。
猶予期間
■ 1年間
審査における「収入(所得)基準」と「必要書類」
収入(所得)基準
■ なし
申請事由を「失業中」で申請する場合、収入審査はありません!
必要書類
1.猶予願&チェックシート
こちらからダウンロードして使ってください。
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■ 猶予願&チェックシート
■ 猶予願&チェックシート(記入例)
2.以下証明書(1)(2)(3)(4)のどれか1つ。
(1)雇用保険受給資格者証(求職活動記録面含む)のコピー
(2)雇用保険被保険者離職票のコピー
(3)失業者退職手当受給資格証のコピー
(4)雇用保険被保険者資格喪失確認通知書のコピー(喪失理由が離職で、離職年月日が確認できる場合に限る)
※JASSOホームページより引用
まとめ
失業を理由に奨学金の「返還猶予申請」を行う場合、収入審査もないため、以下2点を提出するだけで、それほど手間はかかりません。
- 猶予願&チェックシート
- 証明書1点
無理に返済を続けて延滞・滞納をしてしまうと、結局自分が損をしてしまうので、早めの猶予申請を個人的にはお勧めします。失業中は仕事探しに集中して、また働き出したらしっかりと返済していけばいいわけですから!
失業時に免除してもらえる可能性があるものを、こちらの記事にまとめてみました。良かったら是非参考にしてみて下さい。
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■失業保険と同時に年金・住民税・健康保険・奨学金の免除申請しよう!
それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。