クレジットカードは銀行のキャシュカードとは違い、暗証番号がわかならなくてもサインやカード番号、有効期限といった情報で誰もが簡単に利用することができてしまいます。

そのため、クレジットカードの紛失や盗難被害にあってしまったときは、すぐにカードの利用を停止する必要があります。

そこで今回はクレジットカードを紛失したときの手続き方法と、万一、クレジットカードが不正に利用されてしまったときのために「補償の内容」「再発行するときの注意点」をまとめみましたので、良かったら参考にしてみてください。

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クレジットカードを紛失したら、まずやるべきこと!

①クレジットカードの利用停止手続き

クレジットカードが入った財布を落としたり、紛失・盗難にあった場合は、悪用・不正利用を防ぐため、至急!クレジットカード会社の「サポートセンター」に連絡をしてクレジットカードの利用停止をしてください!

と言われても、、、、

「手元にクレジットカードがないから、連絡先がわからない!」

毎月の利用明細はありませんか?:利用明細書に連絡先が記載されています。

スマホやPCはありませんか?:カード会社名を検索すると連絡先が記載されています。

万一、紛失・盗難にあったクレジットカードが悪用され、不正に使われた場合、連絡をしていないと被害補償を受けることができませんので、必ず連絡してください。

②警察へ遺失届・被害届を提出

「①キャッシュカードの利用停止」手続きが済んだら、警察署(交番でもok)で「遺失届」を提出してください。

(盗難の場合は「被害届」を提出してください。)

そのときに発行される「受理番号」は、万一、クレジットカードが悪用され、不正に利用されたときの被害の証拠として必要になりますので、大切に保管してください。

(※盗難届は、実況見聞に立ち会い、盗難届の受理が必要になる場合があります。)

悪用されてしまったら・・

クレジットカードの利用停止手続き前に不正利用されてしまった場合は、届出日から遡って60日以内の不正利用分は補償されることになっています。

但し、カード利用規約には「カード会員側に過失がある場合は、補償の対象にはならい。」と記載されています。

この場合は補償されないのか?次の項目で具体例を確認していきましょう。

(※カード会社ごとに補償期間や補償内容が異なる場合がありますので、ご注意ください。)

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補償されるケースと補償されないケースを確認

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補償されるケース

  • 「カード利用停止」の届出日から60日以内の場合
  • 「3Dセキュア」に対応しているサイトで不正利用にあった場合

3Dセキュアとは?
インターネット上のクレジットカード決済で「なりすまし」などの不正利用を防ぐために設けられた「本人認証サービス」です。

一般的にインターネットでのクレジットカード決済は、クレジットカード番号や有効期限などカードに記載されている情報だけで決済することができましたが、3Dセキュアに対応しているクレジットカードを利用する場合はプラス「パスワード」を入れて決済する必要があります。

この3Dセキュアは無料で利用・設定できるので、契約中のカード会社ホームページで確認してみてください。

補償されないケース

  • カード会社へ「カード利用停止届け」を出していない場合
  • 警察へ「紛失・盗難届」を出していない場合
  • 「カード利用停止」の届日から遡って61日以前の不正利用の場合(※1)
  • 暗証番号入力により不正利用された場合
  • 暗証番号が簡単にわかってしまう場合(生年月日・マイナンバー・車ナンバー・住所・電話番号など)
  • カード(裏面)に署名をしていなかった場合
  • 家族や身内が(本人の知らない間に)利用していた場合

※1海外で不正利用され、明らかにアリバイが成立する場合は、補償されるケースもあるそうなので、諦めずカード会社に問い合わせしてみてください。
(カード会員は、カードの署名や暗証番号は管理する「義務」になっていますので、該当する方は注意してください。)

【インターネットショッピングの悪用対策】
その他、カード会社によっては、インターネットショッピングによる不正利用は補償対象外(ネットショッピングは、カード番号と有効期限、セキュリティコードだけで買い物ができてしまうから)となる会社もありますので、契約中のカード利用規約を確認しておきましょう。

また、サイトでのクレジットカード情報の登録はできるだけ避けましょう。もし、登録するのであれば、「3Dセキュア」に対応している加盟店に限定した方がいいですね。

3Dセキュアに対応したサイトであれば、クレジットカードの本人確認の責任は店舗ではなくクレジットカード会社になりますので、ここで不正利用された場合は、カード会社で補償されるからです。

補償の方法

クレジットカードの不正利用調査には時間がかかる場合が多いので、一旦カード会員が不正利用分を支払い、後日(補償されることになれば)返金さることが多いです。

また相談次第では、不正利用の調査が終わるまで支払いを停止してくれる場合もあるそうなので、カード会社に確認してみてください。

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クレジットカードの再発行手続き

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【手続き方法】
クレジットカードの利用停止連絡と同時に再発行の手続きをすることができます。(カード会社によっては、郵送(書面)で手続きの場合もあります。)

【再発行手数料】
カード1枚につき1,080円(税込)が相場です。

【再発行の期間】
カード会社、カードの種類によって異なりますが、約1~3週間ほどかかります。

毎月の支払い(引き落とし)はどうするの?

クレジットカードの利用停止連絡をすると、(ほとんどのクレジットカードは不正利用防止目的のため)その時点で今までの番号のクレジットカードは利用できなくなります。

後日、見つかった場合でも今までのクレジットカードは利用できず、新しい番号のクレジットカードを利用することになります。

そのため、月々の支払いをクレジットカードに設定している人は、面倒ですが新しいクレジットカードの情報へ更新する必要があります。

下記に主な引き落とし例をあげていますので、該当するものがあれば、クレジットカード再発行後に変更の手続きをしてください。

忘れると料金未納でサービスが受けられなくなりますので、注意してくださいね。

<毎月の主な支払い>

  • 公共料金(電気・ガス・水道代)
  • 携帯通話料金
  • ネット回線料金
  • プロバイダ料金
  • NHK受信料金
  • 各種保険料金
  • 家賃

その他、クレジットカード利用明細があれば、引き落とし内容を確認するようにしてください。

終わりに

クレジットカードは、銀行のキャッシュカードとは違い、店舗ではサインだけで買い物ができたり、カード番号と有効期限、セキュリティコードがあればネットショッピングをすることも可能です。

そのため、紛失に気づいたときや盗難にあったときは、大至急!カード会社に取引停止の連絡をするようにしてくださいね。

財布を落としてしまった方で、銀行のキャッシュカードや身分証明書も一緒に紛失してしまった!という方はこちらの記事も参考にしてみてください。

財布紛失でやること!クレジットカード~身分証明書再発行手続きまとめ

この記事が少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。

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