マイナンバー個人番号カードには有効期限があります。この有効期限を過ぎると、身分証明書としての機能はもちろん、その他の機能も利用することができなくなります。
そこで今回は、マイナンバー個人番号カードの有効期限の確認と更新手続きについて「手数料や更新手続きの期間」、「いつから更新の手続きができるのか?」また「有効期限を過ぎた場合はどうなるのか?」など、私の住んでいる市区町村に問い合わせて聞いたことをまとめましたので、良かったら参考にしてみてください^^
マイナンバー個人番号カードの有効期限を確認
マイナンバー個人番号カードの有効期間はパスポートのように年齢ごとに設定されています。
<個人番号カードの有効期間>
20歳以上の方 | 10年(発行日から10回目の誕生日まで) |
---|---|
20歳未満の方 | 5年(発行日から5回目の誕生日まで) |
有効期限の確認方法は、マイナンバー個人番号カードの表面↓「A」に記載されていますので、確認してみてください^^
参考資料:総務省ホームページ
但し、20歳以上(有効期間10年)の方でも、5年で更新が必要になる場合があります!
それは、マイナンバー個人番号カードの交付申請をしたときに「電子証明書」の利用を希望した方です。次項で詳しく確認していきましょう。
電子証明書の有効期限
マイナンバー個人番号カードのICチップには、公的個人認証サービス「署名用電子証明書」と「利用者証明用電子証明書」の2つの電子証明書が搭載されています。
<署名用電子証明書とは?>
氏名、住所、生年月日、性別の4情報が書き込まれ、e-Taxの確定申告など電子文書を送信するときに利用する機能です。
<利用者証明用電子証明書とは?>
マイナポータルを利用するときや、コンビニで住民票などを発行するときに利用する機能です。
この電子証明書の機能を「利用(発行)する」にした方は、(引き続き電子証明機能を利用する場合)5年で一度、電子証明書機能の更新手続きが必要になります。(このときの更新手続きは、ICチップの更新なのでカード自体は変わりません。)
この電子証明書の有効期限は、「署名用電子証明書」「利用者証明用電子証明書」ともに5年(発行日から5回目の誕生日まで)となっています。
※但し、15歳未満の方は「署名用電子証明書」を利用することができませんので、「利用者証明用電子証明書」の更新手続きのみとなります。
電子証明書の有効期限の確認方法は、マイナンバー個人番号カードの表面↓「B」に記載されています。
参考資料:総務省ホームページ
まとめると、20歳以上の方のマイナンバー個人番号カードは、身分証明書として10年有効で、電子証明書の機能を付けている方は、(引き続き電子証明書を利用する場合)5年で一度、電子証明書の更新手続きが必要になります。
電子証明書の利用は任意なので、利用を希望していない方は、そのまま10年(発行日から10回目の誕生日まで)更新の手続きは不要です。
マイナンバー個人番号カードの更新手続き
続いて、マイナンバー個人番号カード、電子証明書の更新手続きについて詳しく確認していきましょう!
いつから?
マイナンバー個人番号カード、電子証明書の更新手続きは「有効期限の3ヶ月前から」手続きが可能です。
どこで?
今のところ、お住まいの(住民票を登録している)市区町村窓口となっていますが、いずれパソコンやスマートホンでも更新手続きが行えるようになるだろうということでした^^
本人が直接窓口にいけない場合は?
マイナンバーの利用は法律で制限されていることが多く、代理人として手続きできる方は「同世帯の家族」と、法律で定められた法定代理人となります。
例えば、妻が夫の個人番号カードの更新手続きをする場合、私の住んでいる市区町村では、以下の①~④で手続きを進めます。
①妻(代理人)が市区町村の窓口で夫のマイナンバー個人番号カードの更新手続きを申請する
↓
②市区町村から申請書が夫の自宅に郵送される
↓
③夫が申請書を記入する
↓
④妻が申請書を持って再び市区町村の窓口に行き、更新の手続きをする
※市区町村によって手続き方法が異なる場合がありますので、事前に確認するようにしてください。
手続きに必要なもの
個人番号カードを更新する際は、「写真(縦4.5cm×横3.5cm)直近6ヶ月以内に撮影したもの」が必要です。その他、個人番号カードと電子証明書の更新手続きに共通して必要なものは以下のとおりです。
<本人が窓口で手続きする場合>
- マイナンバー個人番号カード
- 手数料
- 身分証明書(免許証・パスポートなど)※
※有効期限が切れたあとに申請する場合は、別途、身分証明書(免許証・パスポートなど)が必要になります。
<代理人が手続きする場合>
- マイナンバー個人番号カード
- 個人番号カード更新に関する申請書
- 手数料
- 代理人の身分証明書(免許証・パスポート・個人番号カードなど)
手続きに必要になる書類等、市区町村によって異なる場合がありますので、事前に確認するようにしてください。
手数料は?
電子証明書の更新と個人番号カードの更新手数料はそれぞれ以下のとおりです。
電子証明書の更新手数料 | 200円 |
---|---|
個人番号カードの更新手数料 | 800円 |
更新手続きにかかる期間は?
本人が窓口で手続きをする場合の期間は、それぞれ以下のとおりです。
電子証明書の更新期間 | 即日 |
---|---|
個人番号カードの更新期間 | 1週間~10日前後※ |
※現在はマイナンバー制度が始まってからまだ10年経っていませんので、更新時期を迎える方がいなく、正確にはわからないということでしたが、個人番号カードの更新手続きは各市区町村から国の機関へ依頼するため、1週間~10日前後を見込んでいるということでした。
こちらは、決まり次第情報を更新していきます^^
(電子証明書は窓口で更新ができるため、本人が手続きする場合は即日手続きが完了します。)
終わりに
マイナンバー個人番号カードの更新手続きは、有効期限を過ぎてしまった場合でも可能です。
但し、期限の切れたマイナンバー個人番号カードは身分証明書として利用することができないので、更新手続きの際には別途、身分証明書(免許証・パスポートなど)が必要になります。
手続きの際は有効期限を確認するようにしてくださいね^^
それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。