確定申告後の所得税をクレジットカードで払いたい。という方もいらっしゃると思うのですが、クレジットカード納付は支払手数料がかかるので、得なのか?損なのか?いまいちわかりずらいんですよね。。。
そこで今回は、国税クレジットカード納付の「支払手数料」と「ポイント還元率」を比較して損得シュミレーションを行います。シンプルかつ簡単にクレジット納付の損得を判断できるので良かったら参考にしてみてください。
国税クレジットカード納付の損得シュミレーション
手順①クレジットカード納付の支払手数料を確認
所得税などの国税をクレジットカードで払うときの手数料は決まっているので、まずは自分の支払う税額を下記表に当てはめて手数料を確認します。
※国税クレジットカードお支払サイトより引用
(例1)34500円の所得税を払う場合の手数料は、328円。
(例2)77000円の所得税を払う場合の手数料は、、、
40000~50000 410円
50000~60000 410円+82円
60000~70000 410円+82円+82円
70000~80000 410円+82円+82円+82円=656円
手数料は656円です。
このように、手数料自体はわりと簡単にわかります。
ただ、これだと還元率(%)で表現されるクレジットカードのポイントと比べられないので、次の手順でクレジットカード納付の手数料を割合(%)に直してみましょう。
手順②クレジットカード納付の手数料を割合(%)に直して比較する。
割合(%)は「手数料÷税額×100」で算出します。
先ほどの(例1)34500円の所得税で計算してみましょう。
(例1)34500円の所得税を支払う場合
手数料は328円です。
328円÷34500円×100
=約0.0095×100
=約0.95
割合(%)は0.95%です。
これでよくやくクレジットカードの還元率と比較出来ますね。
(例1)では、還元率が0.95%以上のクレジットカードで支払えば得。それ以下だと損。という結論になります。
但し、支払う税額が変わると割合が変わるので、その都度計算が必要です。(例2)の場合で計算してみましょう。
(例2)77000円の所得税を支払った場合
手数料は656円です。
656円÷77000円×100
=約0.0085×100
=約0.85
割合(%)は0.85%です。
(例2)では、還元率が0.85%以上のクレジットカードで支払えば得。それ以下だと損。という結果になりました。
クレジットカード納付する前に必ずシュミレーションをしよう!
上記2つの例からもわかるように、「手数料の割合」は支払う税額によって変化するので、クレジットカード納付をする前に必ず上記シュミレーションが必要です。計算自体は1.2分で簡単に出来るので是非やってみて下さい。
そして、計算した「手数料の割合」が、持っているクレジットカードのポイント還元率より低ければ得。高ければ損。です。
- 手数料の割合<ポイント還元率⇒得
- 手数料の割合>ポイント還元率⇒損
それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が少しでもあなたのお役に立てると幸いです。