この記事では、freeeで自動取得した銀行の取引データの中から「入金」に関する登録方法をご説明させていただきます。よくある入金取引として、「売上」、「銀行口座の利息」など5つの仕訳例をご紹介させていただきますので、良かったら参考にしてみて下さい。
【2019年1月20日追記】
クラウド会計ソフトfreeeを使っての「初期設定~確定申告書作成まで全ての流れ」をこちらの記事にまとめました。
■個人事業主必見!クラウド会計ソフトfreeeを無料で使い、3日間で確定申告を終わらせる方法!
銀行口座での入金取引の仕訳
freeeにログインすると次の画面が表示されます。赤枠で囲んだオレンジ色の数字が「自動取得した未処理データ」です。入金処理をしたい口座のオレンジ部分をクリックしてください。
すると、選択した口座の「自動取得された入金取引」が一覧で表示されるので、これを1つ1つ登録していきます。
入金取引のよくある仕訳例
仕訳する際、必ず「品目」も入力しておこう!
仕訳する際、必ず「品目」まで入力しておきましょう。何にいくら使ったのか?がわかりやすいですし、後々必要になる「確定申告時の家事按分処理」のときに役立ちます!
ここでは、「よくある入金取引」として4つの仕訳例をご紹介させていただきます。
【ご紹介する仕訳例】
- 口座に事業用の現金を入金した場合の仕訳
- プライベートなお金を事業用口座に入金した場合の仕訳
- 銀行の利息を仕訳
- 売上げの登録方法
それでは、freeeの操作画面を見ながら実際に仕訳してみましょう!
口座に事業用のお金を入金した場合の仕訳
■勘定科目、品名は特にありません。
(操作方法)
該当する取引をクリック。
※画像をクリックすると大きくなります。
「口座振替・カード引落し」をクリックし、振替元口座に「現金」を選択し、「登録」をクリック。
プライベートなお金を事業用口座に入金した場合の仕訳
■勘定科目を「事業主貸」または「事業主借」として仕訳、品目を「追加資金」として登録。※品目は自分のわかりやすい名前でOKです。
事業資金が足りなくなってしまい、プライベートなお金(生活費など)を事業用の口座に入金する場合もあると思います。その場合の勘定科目は「事業主貸」または「事業主借」どちらかに仕訳します。※事業主貸と事業主借は「事業に関係がない。」ということがわかればいいのでどちらを選んでもかまいません。
(操作方法)
該当する取引をクリック。
※画像をクリックすると大きくなります。
「取引登録」をクリックし、続いて勘定科目に「事業主借」と入力。
続いて「品目」を登録します。品目にわかりやすい項目がないので、「追加資金」という品目を新規登録します。「品目・部門・メモタグ」欄をクリックし、「追加資金」と入力し「品目」をクリック。すると下に「追加資金(新規登録)」が出てくるのでそれをクリック。
次の画面が表示されるので「ショートカット1」に〝tuikasikin〟、「ショートカット2」に〝ついかしきん〟、と入力し「登録する」をクリック。※「ショートカット1.2」は任意なので省略OKです。
銀行の利息を仕訳
■勘定科目を「事業主借」として仕訳、品目は「受取利息」として登録します。
※銀行の利息は、個人事業主は「事業主借」、法人の場合は「受取利息」で仕訳します。
(操作方法)
freeeは最初から、勘定科目を推測して表示することがあります。推測があっている場合はそのまま「登録」をクリック。間違えている場合は取引をクリックします。
続いて品目を登録します。「品目・部門・メモタグ」欄に「受取利息」と入力し、「品目」をクリック。すると下に「受取利息(新規登録)」と表示されるので、それをクリック。
次の画面が表示されるので「ショートカット1」に〝uketoririsoku〟、「ショートカット2」に〝うけとりりそく〟、と入力し「登録する」をクリック。※「ショートカット1.2」は任意なので省略OKです。
売上げの登録方法
「売上げ」という勘定科目は性質上、「売上げが確定した時」と「入金された時」の2つの取引登録が必要です。
(今回の入力例)
4月分として、4月末で635072円の売上げが確定し、5月22日に入金される。
①「売上げが確定した時」の取引登録
まずは、売上げが確定した段階で取引登録を行います。※一般的に請求書を発行するときに登録することが多いです。
「取引」にカーソルを合わせ、「取引の一覧・登録」をクリック。
次の画面が表示されますので、「収入」、「未決済」を選択し、取引日に「売上げが確定した日」を入力します。※4月の売上げが4月末に確定したのであれば、4月30日で入力。続いて勘定科目をクリックし、「売上」から「売上高」を選択。「金額」を入力します。
続いて取引先を登録します。「取引先」をクリックし、「新規登録」をクリック。
次の画面が表示されますので、取引先の名前を入力し、「登録」をクリック。※ショートカット1.2は任意ですので省略OKです。
登録が完了すると緑色部分に「取引を保存しました」と表示されます。
②「入金された時」の取引登録
続いて、「入金された時」の取引登録を行います。
「入金」をクリックし、右隣から売上が入金された口座を選択します。
入金取引を確認して、下記画像のように「推測済み」となっている場合は「日付」・「取引先」・「金額」を確認し、問題なければ「登録する」をクリックして完了です。
※画像をクリックすると大きくなります。
「推測済み」となっていなければ(または、推測が間違っていたら)、該当の取引をクリック。
※画像をクリックすると大きくなります。
すると、未決済取引の一覧が表示されるので「日付」・「金額」・「取引先」を目安に今回の外注費取引をみつけて「利用する」をクリック。
お疲れ様でした^^余力のある方はこちらへどうぞ!→freee:現金で支払った領収書・レシートの経費入力方法を解説
それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が少しでもあなたのお役に立てたら幸いです^^