確定申告 住所変更

【2019年1月10日 追記】
記事内容を2019年最新版に更新いたしました。

この記事では、確定申告シーズンに引越して住所変更する際の注意点と必要な手続きについてまとめました。

  • 引越し予定がある場合、確定申告書には新・旧どっちの住所書けばいい?
  • 引越し予定がある場合、確定申告書は新・旧どっちの税務署に提出する?
  • 住民票の異動が間に合わない場合は?
  • 引越しで税務署に必要な手続きは?
  • 本人確認書類(運転免許証など)の住所が旧住所のままだけど大丈夫?
  • 源泉徴収票の住所が確定申告書に書く住所と異なる場合は?

など、確定申告と住所変更にまつわる疑問を「国税庁の電話相談センター」に電話確認しましたので、良かったら是非ご活用ください。

※当記事は「引越しして住民票も移す。」という方を対象に書かせていただいております。

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引越し予定がある場合、確定申告書には新・旧どっちの住所書けばいい?

確定申告書に書く住所は、確定申告書を提出する日に実際に住んでいる住所を記載します

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住所の下に、「今年(平成31年)1月1日時点で住んでいた住所」を記載してください。※ここに記載した住所の市区町村に住民税を支払うことになります。

【具体例】

来週、千葉県木更津市に引越しするが、確定申告書を提出する日はまだ東京都渋谷区に住んでいる。
渋谷区の住所を記載する。

昨日、千葉県木更津市に引越してきた。来週、確定申告書を提出する。
千葉県木更津市の住所を記載する。

引越し予定がある場合、確定申告書は新・旧どっちの税務署に提出する?

確定申告書の提出先は、「確定申告書を提出する日に、実際に住んでいる住所を管轄する税務署」です。先ほどの具体例でまとめると、次のようになります。

【具体例】

来週、千葉県木更津市に引越しするが、確定申告書を提出する日はまだ東京都渋谷区に住んでいる。
渋谷区の住所を書き、渋谷税務署に提出する。

昨日、千葉県木更津市に引越してきた。来週、確定申告書を提出する。
千葉県木更津市の住所を書き、木更津税務署に提出する。

引越し前の住所を管轄する税務署から、確定申告書が送られてきている場合は?

「引越し前の住所を管轄する税務署から、確定申告書が送られてきている」という方もいらっしゃると思いますが、引越し後に確定申告する場合は、送られてきた確定申告書は使えません。(旧住所が記入されているため)

その場合は、こちらから未記入のものダウンロードしていただき、引越し先の住所を記入し提出してください。→確定申告書 様式

住民票の異動が間に合わない場合は?

「引越ししてから確定申告書を提出する」というケースで、住民票の異動が間に合わない。という方もいらっしゃると思います。その場合でも上記のとおりでOKです。後で住民票の異動手続きをすれば問題ないそうです。

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引越しで税務署に必要な手続きは?

1つだけ手続きが必要で、引越し前の住所を管轄する税務署に「所得税・消費税の納税地の異動に関する届出書」を提出します

これさえ提出しておけば、税務署内で管轄の異動処理をしてくれるので問題ありません。郵送でも大丈夫なので、良かったらこちらからダウンロードして使ってください。
↓ ↓ 
所得税・消費税の納税地の異動に関する届出書

この書類にはマイナンバーを記載するため、本人確認書類の添付が必要です。下記の「マイナンバー添付書類」も同封して郵送しましょう。※マイナンバー添付書類の住所は、引越し後の住所になっていなくても大丈夫です。後で住民票を異動すれば、住所情報もわかるので。

【マイナンバー添付書類】
マイナンバーカード(個人番号カード)を持っている場合と、持っていない場合で添付書類が異なります。※マイナンバーカード(個人番号カード)とマイナンバー通知カードは違うものですのでご注意下さい。

マイナンバーカード(個人番号カード)を持っている場合 

マイナンバーカード(個人番号カード)は顔写真も記載されているので、本人確認書類はこれ1枚でOKです。表面・裏面両方のコピーをご用意下さい。

確定申告 マイナンバー
総務省ホームページより引用


マイナンバーカード(個人番号カード)がない場合

マイナンバーカード(個人番号カード)をまだ作っていない場合は、次の書類のコピーが必要です。
マイナンバー 確定申告
国税庁ホームページより引用

本人確認書類(運転免許証など)の住所が旧住所のままだけど大丈夫?

確定申告書にはマイナンバーを記載するため、提出時にマイナンバーの本人確認書類も添付する必要があります。その際、本人確認書類(運転免許証など)の住所が旧住所のままで変更していない。という方もいらっしゃると思います。

これは、旧住所のままでも大丈夫です。

国税庁の電話相談センターの方いわく、後で住民票を異動すれば、マイナンバーから現住所がわかるので問題ない。との回答でした。

また、「源泉徴収票」や「生命保険などの支払証明書」などが旧住所のままでも、本人確認書類と同様で問題ありません。

国税庁:電話相談センター連絡先

不明点がある場合は、ご自身でも国税庁の電話相談センターに確認してみてください。

国税庁:税についての相談窓口

最寄の税務署に電話すると自動案内が流れるので、下記画像の「1」→「1」を押すと、電話相談センターにつながります。
電話相談センター

私も何度も利用していますが、とても丁寧に教えてもらえるのでお勧めです^^

おわりに

確定申告の書き方でお困りの方は、いろいろなケースの確定申告記入例をまとめた、こちらの記事も是非参考にしてみてください。
↓ ↓ ↓ 
2019(平成30年分)確定申告書類の書き方・記入例ケース別徹底解説!

それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が少しでもあなたのお役に立てると幸いです。

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