前回の記事:社会保険:パート代130万⇒106万へ!超えると手取りはいくら減る?では、パート主婦さんが社会保険に加入することで、パートの手取り金額がどのくらい減ってしまうのか?シュミレーションを行いました。
今度は逆に、社会保険のメリットである厚生年金について、社会保険に「加入した場合」将来夫婦で貰える年金額合計がどのくらい増えるのか?シュミレーションしてみたいと思います。
2016年10月以降の社会保険加入について迷われている方は、社会保険のメリット・デメリットをしっかりと理解する上で、是非参考にしてみてください。
パート主婦が社会保険に加入!夫婦で貰える年金額はいくら増し?
では、早速計算していきましょう。ここでは、将来貰える年金受給額をこちらのサイトさんで計算させていただきます。→年金簡易シュミレーション:公的年金の受給額試算(老齢年金)
下記の「シュミレーション設定」以外でもご自身の環境に合わせて簡単に試算できますので、是非試してみて下さいね^^
現在、夫42歳・妻40歳の夫婦。夫は22歳で就職し、定年の60歳まで会社の社会保険に加入予定。妻は22歳で就職し、3年間勤め結婚を機に専業主婦へ。就職中の3年間は就職先の社会保険に加入。
妻は5年前から夫の扶養内でパートをしているが、今年の10月以降、パート先で社会保険に加入すべきか?迷っている。現在のパート収入は年間120万円。
妻がパート先で社会保険に加入した場合
今年の10月から社会保険に加入し、60歳までの20年間パートを続けた場合で試算。年金簡易シュミレーションサイトでは次のような入力になります。
※国民年金未加入期間合計は、今回の試算にあまり関係が無いので夫・妻共に未記入(0扱い)にしてあります。
妻がパート先で社会保険に加入し20年パートを続け場合、将来貰える老齢厚生年金は年間161,700円という結果でした。
続いて、社会保険に加入しなかった場合はどうでしょうか?
妻がパート先で社会保険に加入しなかった場合
年金簡易シュミレーションサイトでは次のような入力になります。
※国民年金未加入期間合計は、加入した場合と同様、未記入(0扱い)にしてあります。
シュミレーション結果は次のとおりです。
※この54,800円というのは、妻が結婚前に勤めていた会社で加入していた社会保険分の老齢厚生年金です。
社会保険に「加入した場合」と「しなかった場合」の差額は?
では、最後に社会保険に「加入したっ場合」と「加入しなかった場合」の差額を算出してみます。上記2つの赤丸を引き算します。
161,700円-54,800円
= 年間106,900円の差額。
今年の10月以降、妻がパート先で社会保険に加入した場合、加入しなかった場合と比べて、年間106,900円/月間約8,900円 将来貰える年金額が増える!
終わりに
お疲れ様でした~。社会保険の加入期間についてですが、今回ご紹介させていただいた年金簡易シュミレーションサイトを使えば、20年でなくても、5年・10年とかでも簡単に再計算できますので、良かったら是非試してみてください。
ちなみに私の印象として、今年(2016年)10月以降、年収120万円のパートさんが20年間社会保険に入った場合に増える年金額が、月間約8,900円というのは少ないな~という感じがしました…だって20年も入っているのにですよ…
【追記】
社会保険に加入する場合としない場合での損得比較を、次の記事でまとめました。良かったら参考にしてみて下さい!
■パート106万の壁まとめ:結局、社会保険加入は損得どっちなの?
それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。