学生特例で免除された国民年金、追納した方がお得!!その理由は?という記事で、学生時代に免除(猶予)していた国民年金は追納した方がお得ですよ~と書かせていただきましたが、どうせ払うなら出来るだけお得に支払いたいですよね^^

この記事では〝お得で賢い追納方法〟をまとめてみました。例として「2年間の猶予期間があった場合」どのくらいお得になるのか?シュミレーションしてみましたので、追納をご検討されている方は、是非参考にしてみて下さい。

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節税:社会保険料控除でいくらお得になる?

有名な話かもしれませんが、追納した国民年金保険料は、全額「社会保険料控除」の対象になるので、節税効果があります。つまり税金が安くなるわけですが、安くなる税金は次の2つです。

  • 所得税
  • 住民税

では「学生時代に2年間の年金猶予期間があり、年2回のボーナスで追納した場合」どのくらいお得になるのかシュミレーションしてみたいと思います。(※税率を考えると話がややこしくなってしまうので、ここでは所得税率:5%、住民税:10%で計算させていただきます。)

【シュミレーション】
学生時代に2年間の年金猶予期間があり、年2回のボーナスで追納した場合

2年間分の追納保険料合計
357720円

※この金額は学生特例で免除された国民年金、追納した方がお得!!その理由は?の記事で計算した金額を使わせていただきます。

(所得税)
357720円×5%
17886円

(住民税)
357720円×10%
35772円

(安くなる税金)
=(所得税)+(住民税)
53658円

53658円税金が安くなりますので、実質支払う追納保険料は304062円ということになりますね。

電子マネーnanacoを利用すると更にお得!

追納保険料はクレジット払いが出来ないのですが、セブンイレブンから電子マネーnanacoでの支払は可能です。クレジットカードのポイント還元率にもよりますが、現金払いよりも実質1%引きになりますよ^^※1度の支払いが10万円を超える場合は、nanacoカードが複数枚必要になります。

お得になる理由は、「nanacoにクレジットカードからチャージすると、クレジットカードのポイントが付く」からです。nanacoチャージ対応でポイント還元率1%のクレジットカードを例にシュミレーションしてみました。

【シュミレーション】
電子マネーnanacoを利用して追納した場合

2年間分の追納保険料合計
357720円

(還元率1%)
357720円×1%
3577円

現金払いよりも3577円安くなりますので、実質支払う追納保険料は300485円ということになりますね^^

(nanaco参考記事)
nanacoカードの作り方&クレジットチャージの方法を徹底解説!

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更にお得に追納するポイント3つ

最後に、更にお得に追納するためのポイントを3つご紹介させていただきます。

1.入社1年目の追納は避けた方が無難!

入社1年目は4月から働き出し、5月に社会人1回目の給与支給になるため、5~12月までの8か月分が年収となります。つまり入社1年目は年収が低くなるわけです。

年収が低いと、そもそも税金がかからない。または、追納保険料の控除を使い切れない。といった可能性があるので、出来るだけお得に追納したい場合は入社2年目以降のほうが無難です。

2.入社2年目の追納がおススメ!

社会人2年目だと生活的に厳しいかもしれませんが、金額だけでいえばおススメです。猶予期間から3年目以降は、追納保険料に加算金がプラスされてしまいます。次の表は平成27年度の加算金額です。

加算金

2年目だと加算金がかからないので一番お得ですが、無理をしても仕方ないので、なるべく早く追納した方が加算金が少なくてすむ!という意識でいいと思います。

3.収入が高い年に追納する。

これは営業の人など、「歩合給が高い」人におススメです。年収が高くなると、所得税の税率が変わってきます。先ほどは一律5%で計算しましたが、所得により5%~45%で所得税率は変わりますので年収が高い年の方が、節税効果は高いです。

終わりに

年末調整で社会保険料控除を受ける場合は、会社に国民年金の支払証明書を添付する必要があります。(自分で確定申告する場合も必要です。)年末調整で添付する書類について良くわからない場合は、こちらの記事も参考にしてみて下さい。
↓ ↓
年末調整の添付書類。コピーの提出可否や貼り方などの質問まとめ

それでは本日も最後までお読みいただきありがとうございました!この記事が少しでもあなたのお役に立てたら幸いです^^

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