この記事では、freeeの初期設定第2弾として「開始残高の設定」を行います。
「開始残高」というのは、事業の開始時に準備しておいた現金や銀行口座に入れておいた金額のことです。
個人事業では「12月末時点での残金」から「最初に持っていたお金」を引いたものが、その年の「利益」となるので、「最初に持っていた金額」を入力しておく。というのが「開始残高の設定」になります。
では早速freeeで開始残高を設定していきましょう!
【2019年1月19日追記】
クラウド会計ソフトfreeeを使っての「初期設定~確定申告書作成まで全ての流れ」をこちらの記事にまとめました。
■個人事業主必見!クラウド会計ソフトfreeeを無料で使い、3日間で確定申告を終わらせる方法!
freeeの開始残高設定
freeeにログインし、「設定」にカーソルを合わせ、「開始残高の設定」をクリック。
■今期から事業を始めた方 →「開始残高を設定」
■以前から事業をしていて前期、確定申告を行っている方→「前期末の決算書を準備して開始残高を設定」
■他社の会計ソフトから乗り換えの方→「CSVで開始残高を設定」
をクリックしてください。今回は「今期から事業を始めた」という設定で進めさせていただきます。
表示画面を下にスクロールすると、開始残高を入力する画面が出てきます。
【1.現金と口座残高の設定】
事業を開始した時点での現金、登録した銀行口座の残高を入力します。例えば9月1日に事業を開始した場合、事業用に準備した現金や、登録した銀行口座の8月31日付け口座残高を確認し入力しましょう。
【2.勘定科目ごとの設定】
ここには、事業を始める前にかかった経費(開業費)、事業を始める前に取得した資産を入力します。freeeのwebマニュアルにわかりやすい図がありましたので、下記を参考に選別してみてください。10万円以下のものは「経費(開業費)」に、10万円以上のものは「資産(各勘定科目)」として登録します。
※freeeマニュアルより引用
ここでは例として、次のとおり入力しましたので参考にしてみて下さい。
- 車(資産)→「車両運搬具」
- パソコン(資産)→「工具器具備品」
- 諸経費(経費)→「開業費」
【3.元入金の確認】
入力し終えたら、下記画像「元入金」の金額(青枠)を確認します。上記【1.現金と口座残高の設定】と【2.勘定科目ごとの設定】を足した金額が「元入金」の金額となります。確認したら「開始残高を設定」をクリックしてください。
これで、開始残高の設定は完了です。ちなみに開始残高を編集したい場合は、「設定」にカーソルを合わせ、「開始残高の設定」をクリック。その後「開始残高を編集」から編集できますよ^^
お疲れ様でした。以上がfreeeでの開始残高設定になります。わからない部分は、もう少し会計知識がついた後からでも修正出来ますので、わかる範囲でがんばって入力してみて下さい!
どうしても開始残高の設定がわからない場合は?
値段が高いのでお勧めしにくいのですが、freeeのプレミアムプラン(年額39800円)に登録すると、freee導入作業をfreee側で代行してくれます。チャットや検索を駆使してもわからない場合は、初年度だけプレミアムプランを利用するのもありだと思います。
続いて、自動同期で取得した銀行の取引データなどをfreeeに登録していきましょう。→freee:自動取得した取引データの仕訳①銀行口座からの出金編
それでは今日も最後までお読みいただきありがとうござざいました。この記事が少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。