児童手当は「いつから、いつまでもらえるのでしょうか?」また、「子どもの年齢による児童手当支給額は?」「夫婦共働きの場合の所得制限について」など、児童手当の受給について具体的な事例をQ&A方式でまとめてみました。
良かったら参考にしてください。
児童手当の受給についてのQ&A集!
Q1:児童手当はいつから、いつまで支給されますか?
A:生まれたときから中学校を卒業するまでです。
Q2:児童手当は出生届を出した月からもらえますか?
A:児童手当の支給は児童手当申請手続きをした翌月からの支給です。手続きが遅れても、さかのぼっての支給はされませんので、忘れずに申請手続きをしましょう。
令和2年度(2020~2021年)の支給日については、こちらの記事で確認するとこができます。
■<令和2年度>児童手当:2020~21年の入金日と支給額を確認
Q3:児童手当は一度申請すると、中学卒業まで更新手続等は不要ですか?
A:いいえ。児童手当を受給している人は、毎年6月中に現況届の提出が必要となります。
現況届は前年の所得の確認と6月1日現在の世帯の状況を確認し、6月以降も引き続き手当を受けられるかどうかを審査するためです。提出しないと6月以降の手当を受けられなくなりますので、忘れずに手続きしてください。
Q4:児童手当の支給額は子どもの年齢によって減額されますか?
A:はい、子どもの年齢によって支給額は変わってきます。
児童の年齢(支給対象) | 月額の支給額(1人あたり) |
---|---|
0歳から3歳未満 | 15,000円 |
3歳から小学校修了前 | 10,000円(第3子以降は15,000円) |
中学生 | 10,000円 |
※所得制限限度額以上の場合は、「特例給付」として児童1人につき5,000円が支給されます。
Q5:児童手当の支給には所得制限があるようですが、夫婦共働きの場合は夫婦の所得の合計で計算するのですか?
A:いいえ。児童手当の所得制限の対象は、父母のうち収入が多い方の前年の所得です。制限を超過した場合は手当が減額となります。(※所得制限限度額以上の場合は、「特例給付」として児童1人につき5,000円(一律)が支給されます。)
児童手当:所得制限額
扶養親族等の数 | 所得限度額 |
---|---|
0人 | 622万円 |
1人 | 660万円 |
2人 | 698万円 |
3人 | 736万円 |
4人 | 774万円 |
「扶養親族等の数」が増えると限度額も引き上げられる仕組みになっています。
Q6:児童手当の説明の中に「第3子以降は15,000円」とありますが、長男・次男・三男の場合、三男はいつまで15,000円が支給されますか?
A:三男が小学校を卒業するまで三男に15,000円が支給されます。
または、(児童手当制度の場合、第一子(長男)、第二子(次男)、第三子(三男)と呼びます。)長男・次男・三男の3人兄弟の場合、長男が18歳の誕生日を迎えたあとの最初の3/31を過ぎた時点で、二男が第一子、三男が第二子と繰り上がりますので、このときまでとなります。
それ以降は、このときの次男、三男の年齢でそれぞれの児童手当が計算されますので、ご注意ください。
終わりに
児童手当の受給の際に特に注意したいのが、児童手当申請手続きを忘れずにすることですね。
子どもが生まれてすぐは色々と大変だと思いますが、手続きをしない場合は児童手当を受給することができませんし、過去にさかのぼっての受給もできませんのでご注意ください。
また、毎年6月に提出する現況届も忘れないよう注意してください。
■児童手当の手続き完全ガイド!(申請方法・現況届の記入例・変更など)
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。