今住んでいるお部屋から引っ越しをするときには、お部屋の契約を解約するために「退去の連絡」が必要になります。
そこで今回は、引っ越しのときの退去連絡、解約予告は「いつ?」「どこに?」「どのタイミングで連絡したらいいのか?」を、まとめてみましたので、これから引っ越し予定のある方は、参考にしてみてください^^
退去連絡はいつ?どこに?どのタイミングですればいい?
どこに?
賃貸マンション・アパートの退去連絡は、
①管理会社
②大家さん
のどちらからに連絡することになります。
基本的には現在契約中の物件の管理会社になりますが、大家さんへ連絡する場合もありますので、賃貸借契約書等を確認するようにしてください。
いつまでに?
退去連絡は、主に①~④となります。多いのは①ですが、地域差や物件によっては、②~④もあります。
①引っ越しの1ヶ月前
例:2/15に退去連絡をした場合、1ヶ月後の3/15が解約日となります。
②引っ越しの1ヶ月前(月単位)
例:2/15に退去連絡をした場合、3月末日が解約日となります。
③引っ越しの2ヶ月前
例:2/15に退去連絡をした場合、4/15が解約日となります。
④賃貸借契約書に「契約の解除について」の記載がない場合は?
1.当事者が賃貸借の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合においては、次の各号に掲げる賃貸借は、解約の申入れの日からそれぞれ当該各号に定める期間を経過することによって終了する。
1.土地の賃貸借 1年
2.建物の賃貸借 3ヶ月
3.動産及び貸席の賃貸借 1日
と、なっているため、3ヶ月前となります。
退去連絡をした際に(説明があると思いますが、)解約は〇ヶ月前か?を、確認するようにしてください。
賃貸マンション・アパートの解約については、賃貸借契約書の「退去について」「解約予告」など、契約の解除についての項目で期間を確認することができますので、伝えられた期間と一致しているか?も忘れずに確認するようにしてください。
どのタイミングで連絡するの?
退去連絡をするタイミングは、新しい引っ越し先の入居日が決まってから行ってください。
なぜなら、以前、不動産屋で働いているときに担当したお客さんで、次のお部屋の入居が決まっていないのに(申込の段階や入居審査中に)退去連絡をしてしまい、そのお部屋の入居審査が通らず、退去日まで残り1週間で次のお部屋に引っ越すというドタバタ劇があったからです^^;
解約日前に退去はできないの?
解約日というのは、契約終了日となりますので、解約日までの賃料は発生しますが、解約日前に退去することは自由です。
例:2/15に退去連絡を入れ1ヶ月後の3/15が解約日と決まった場合、3/15までの賃料(日割り家賃)は支払う必要がありますが、その前に退去することは可能です。
連絡方法は?
まずは、電話連絡です。
「〇〇マンション〇〇〇号室の〇〇と申しますが、この度、〇月〇日に引っ越しをすることになったので、退去の手続きをお願いします。」と、連絡してください。
次に、「退去届(解約届)」の提出方法の確認です。
「退去届(解約届)は、どこに?どのような方法(FAX、郵送)で提出すればいいですか?」と、確認してください。
退去届(解約届)は、退去連絡をした証拠としてトラブルを避けるために必要な書類なので、必ず提出するようにしてください。
退去届(解約届)の書き方
退去届(解約届)は、通常、今住んでいるお部屋の契約書類一式の中に入っていると思いますが、ない場合や、自分で書く必要がある場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
■賃貸の退去届(解約届):書き方と提出から退去までの流れを確認!
退去連絡後にすること
退去の連絡後は、電気・ガス・水道の利用停止手続きが必要になります。立ち合いが必要な場合がありますので、退去日が決まったら早めに連絡をするようにしてください。
それぞれの手続き方法については下記に詳しくまとめていますので、良かったら参考にしてみてください。
電気の利用停止手続き
■電気の(停止・開始)手続き、引越し前に連絡するのを忘れた場合は?
ガスの利用停止手続き
■【引っ越し】ガス(開栓・閉栓)手続き、利用開始連絡を忘れた場合は?
水道の利用停止手続き
■【引っ越し】水道の(開始・中止)手続き、新居で水が出ない場合は?
■引越し手続きリスト、役所・郵便局・免許証など手続きをまとめて紹介!
終わりに
引っ越しのときの「退去連絡」ですが、退去日のことでトラブルが発生することも少なくありません。これから引っ越し予定のある方は、事前に管理会社や大家さんに退去のときの手続き方法を確認しておきたいですね。
それでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。